いいコラムです。とくに
「商いは利を得るのが当然だが、客に損をさせたり、不平不満をいわしめることがあれば商売の道からはずれたものになり、真の商売人とはいえない。時には自分が損をしてでも客にその商いを通じ幸せになって貰(もら)いたい」という経済思想は大切なことである。
商いがあってこそ人間生活が成り立つのであり、流通機構が正しく順調であることが国を富ましめることになる。「足るを知る」即ち自分の分を知ってその分をもって努力するところに生きがいを見いださねばならないのではなかろうか。
自分の「心を知る」と言っても人の心はまちまちである。しかも心など実際に自分自身で分かるのかと疑問もある。しかし、秋の夜長に静かに瞑想(めいそう)をして、己の「心」が何処に在るかを尋ねてみたい。