大人の流儀 

伊集院 静  講談社



 先日、テレビ放送「情熱大陸」で著者を見た。書店で見つけたこのエッセイ本、自然と手が伸びていました。

 私からすると、著者はかっこいい大人の男。本書は、伊集院静さんの大人の男のホンネ集だ。


 以下、カバー表紙にあった文章の言葉より



こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。
「本物の大人」になりたいあなたに捧げる、この一冊。


大好きな人に手紙を書きたくなったとき。

上司に意見をしなければならないとき。

人を叱らなければならないとき。

大切な人を失ってしまったとき。

嫌でもケンカをしなければならないとき。

とてつもない悲しみに包まれたとき。


人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている
「いろいろ事情があるんだろうよ……」

大人はそういう言い方をする。

なぜか? 

人間一人が、この世で生き抜いていこうとすると、

他人には話せぬ(とても人には言えないという表現でもいいが)

事情をかかえるものだ。

他人のかかえる事情は、当人以外の人には

想像がつかぬものがあると私は考えている。

(「妻と死別した日のこと」より)




自分のことを棚に上げて、正義を振りかざす輩を嘘つきと呼ぶ。

(「若さの魅力は打算がないこと」50㌻より)


人間は強くて、弱い生き物だ。そんな時、酒は友となる。

(「大人はなぜ酒を飲むのか」64㌻より)


企業は人である。底力は人間力である。

それを鍛えるのに必要なもののひとつに言葉がある。

「さぞ苦しいだろうが、君の今の苦しみはやがて必ず君の力になる」

(「企業の真の財産は社員である」115㌻より)