少し前にご紹介した本書『9割の会社は社長で決まる』ですが、なかなか読み応えがあります。今夜も寝る前に、何冊か斜め読みしました。何冊か読んだ中で一番印象にのこったものです。
(24)社長は「決断業」、社員は「解答業」と心得なさい
社長だけでなく、政治のトップでも当てはまると思うのですが、トップの人は、自分の「心のスタンス」をしっかりと決めておく必要があると思います。これを守り抜けないと、スタンスがブレてしまいます。ブレが生じるといろいろ困ります。それはトップの方針がフラフラすれば、部下は振り回されてしまうからです。そしてしまいにはついていけなくなります。
こうしたことにならぬように、トップに立つ人は自覚することです。「優柔不断」は「間違った決定」よりも悪い、そう著者は説いています。
レストランなどで、素早くメニューを決定できる人は、決断力がある人。最後まで迷っているような人を社長にしてはいけません。
社員は日々の業務の中で決断をしていますが、それら社員の実施=解答を最終的に決断するのはトップなのです。
あくまで部下に任せているのは実施であって、決定ではありません。
本書にあったものを抜粋して少しだけ引用しましたが、私はこの通りだと思います。組織での決定権を持つのは、会社では社長です。
政治のトップも同じようなことは言えます。しかし、議員内閣制や縦割り行政が長く続いた日本では、トップだけの責任とは言えない面もあるかもしれません。だけれども、それは言い訳にもなってしまうことなのです。だからこそ政治のトップは、そうした現実にあるジレンマをも受容しながら、決断できる環境をつくっていかなくてはならないのです。
政治学にもある逆機能というジレンマをも、自分の「心のスタンス」に呼び込んでしまい、困難を打ち破るべきなのです。
これは会社の社長だけでなく、人生の社長という意味で個人にも当てはまるのではないでしょうか。
本書を読んで、寝る前にふと、そんなことを思いました。
<過去ブログ>小山政彦著『9割の会社は社長で決まる』
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