現代社会は情報の洪水の中にあります。私たちの日々の生活では、いろいろな情報を元にいろいろな判断をします。その情報が真に正しい物もあれば、そうでない場合もあるかもしれません。
 また私たちは情報を鵜呑みしてしまう場合もあると思います。さらに言えば、情報の信憑性をいちいち確認することも少ないと思います。
 私は「この情報は本当か?」「このデータは適切か?」といったことを気にする習慣を持つことをおすすめします。自分の力で情報を分析・評価することです。
 情報は英語でインフォメーションですが、たった一つの情報だけでは真の情報と言えません。そのためには情報と情報の間であるとか、過去の情報と照らし合わせてみるであるとか、データの客観性を確認する、という作業が必要です。私はこの作業を行ったうえではじめて真の情報に近い=インテリジェンス、というように考えています。
 手軽に情報は入手でき、発信もできる時代は歓迎されるべきことです。しかし、その情報を安易に鵜呑みにしないことです。言い換えれば、聞いたり、見たりした情報を<自分の情報>にする力が重要なのです。
 私は、天邪鬼かもしれませんが、常に想像すること、反対の考え方をイメージしてみたりします。客観性を持つために建設的な懐疑心という主観性を大事にしています。

 インフォメーションインテリジェンスにする力、いかがでしょうか?


 以下は昨日の新聞の記事から抜粋しました。この情報から何を感じ、何を想像できるか・・・。そんな意識を無意識に持って、新聞を読むとおもしろいですよ。
 
 就活中の諸君、たいへんだろうが自分を高めるインテリジェンスの闘いだ。がんばって、上を向いて、そして楽しめるように昇華させよう。



 元気があれば何でもできる!って、はい(笑)。



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 なぜこの企業が上位なのか。どうしてあの会社の名が見あたらないのか。就職先の人気ランキングに首をかしげる社会人は少なくあるまい。商社や銀行が上位を占める調査もあれば、旅行や化粧品の会社が優位のアンケート結果もある。

 就活中の大学生の皆さんに助言しよう。ランキングなど気にしなくてよい。調査会社によって結果はかなり異なる。しかも就職前に抱く会社のイメージと実際に企業社会に出てからの体感には、大きな違いがある。就職案内やデータに映る虚像を見破り、社長の言葉や社員の表情から、企業の素顔に迫ってほしい。

 米グーグルのシュミット会長が示した人材活用「10の黄金律」に「悪魔になるな」という1項目がある。人間は自分の見方に溺れがちだが、異なる意見に耳を傾け他者を尊重する環境こそ大事。組織の長は専制的に判断を下す前に、常に様々な視点を集めるべきだ。組織をイエスマンだらけにしてはならない――。

 当たり前のような話だが、黄金律を実践できる企業はそう多くはない。個性を伸ばし、より大きな力に高めるために必要なのは、経営者の構想力と組織の包容力だろう。人気や知名度ではなく、自分がいきいきと働ける職場を自分の目で見つけられるか。そんな独自の眼力がある人材を、企業側もまた求めている。



(2011/1/14 日本経済新聞 春秋)