経営コンサルティング会社のA・T・カーニーがまとめた中国の都市の「投資魅力度ランキング」で、杭州が一般製造業部門の1位になった。2位が広州、3位が寧波で、沿岸部の都市が上位に並んだ。ただ、4位に西部の成都、8位に内陸部の鄭州が食い込むなど、生産適地は沿岸部以外にも広がっている。
調査では、産業の集積状況や労働賃金、都市インフラ、政府の支援などを総合的に評価した。
ハイテク製造業部門と金融サービス業部門では、いずれも1位が北京、2位が深セン、3位が上海。労働や生活のコストは高いものの、優秀な人材を確保しやすい大都市が上位を占めた。
サービス外注先と海外向けサービス拠点の部門では上海が1位だった。ただ、2位に南京、4位に杭州、5位に武漢が入るなど、労働コストが低く、離職率の低い都市も上位に入った。
ランキングの上位には大都市が目立つが、特色のある中小規模の都市が高い評価を得たのが今回の調査の特徴。A・T・カーニーは「地域や都市に固有の特徴をつかんで投資戦略を立てることが必要」としている。
2011/1/5 日本経済新聞の掲載記事より引用