マネジメント信仰が会社を滅ぼす
深田和範著 新潮新書 2010年12月
昨年末の仕事納めの最終日に買ったのが本書です。
書籍カバーの帯には、
ドラッカー読むだけで会社は良くなるの? 「理屈」の前に、本業で稼ぐ力を取り戻せ!
また書籍をめくると・・・
マネジメントが下手だから会社が傾くのではない。マネジメントなんかに頼ろうとするから会社が傾くのである。本業で稼げない時に人事制度や情報システムを精緻化させて何の意味があるのか。どんなに見栄えのよい事業計画を作っても、経営者に「意志」がなければ机上の空論である。日本企業は今こそ、「マネジメント信仰」をすてて、愚直に「ビジネス」と向き合うべきなのだ。組織人に覚悟を促す警世の書。
昨年はベストセラー書『もしドラ』により、マネジメント・ブームの年だったかもしれません。『もしドラ』によって、いままではP・F・ドラッカーを読むことのない層にまで波及した効果はすごいの一言です。ただし、『もしドラ』の著者は「この作品はあくまで小説」と冷静だったのは印象深かった。
さて、本書を読んで笑えるか?というのが一番のポイントかもしれません。本書を読んで、笑い続けることができれば・・・。
本書著者が、巻末の参考文献でいくつかの著名なマネジメント本を紹介しています。その中で『もしドラ』に以下のような記述があります。「ドラッカーが生きていたら、この本を見て何というだろう」は、私も正直なところ同感でした。
私が一番印象に残ったのは「真似ジメント」というところかな。
「マネジメント」という言葉が広く浸透した日本。そしてまたどことなく閉塞感が漂う日本。真のマネジメントとは何か、冷静に再考してみる機会によいと感じました。
今日の新聞で(日経MJ)
かつてある財界人が「やるべき政策は本屋に行けばその答えはすべてある。重要なのはそれをいかに実行するかだ」というようなことを言って話題になった。(一部省略)後は、政治が覚悟を持って実行するだけなのだが。
ほぼ本書が言わんとしていることと本質は同じではないだろうか。
新年最初のBookでした。

