『中澤佑二 不屈』――劣等生がなぜ日本代表のキャプテンにまでなったか――
無名の高校生がブラジル留学を経て、ヴェルディに練習生として入団。
中澤佑二のスタートはここからだった。W杯で彼は何を得たのか。
佐藤岳 著 文藝春秋 2010年
今年のサッカーW杯の熱狂を、私はいまだ覚えている。興奮の裏にある真実、それは、4年に一度のサッカーの祭典のために、いろいろな犠牲があるということだ。
私は、あの熱狂の時を中国という国で体感することになった。サッカーの試合は、すべて生中継だった。もちろん日本の試合の中継もだ。アジアの熱狂に沸く地で、サッカーW杯という熱狂を見ていたのだ。
私は、得るものを得るために、何かしらの犠牲が伴うという考え方を当然としている。本書の「成功を得るには何かしらの犠牲を払わなければならない」という中澤流のプロフェッショナル哲学には共感できた。
今年読んだ本の中でも、サッカー狂の私にとって、この本はかなり良かったので、ここにご紹介しておきたい。


