いちにん な あら なり
一人にして成るに非ざる也
ほくそう そとうば ご どうし え あと しょ
北宋のは蘇東坡「呉道子の画の後に書す」の
ちしょ つく のうしゃ これ の いちにん な
「知者は創り、能者は焉を述ぶ。一人にして成るに
あら なり
非ざる也」による。呉道子は唐の傑出した画家。
えいち
「叡智をもつ者が創造し、才能のある者が継承する。
一人で完成したものではない」との意。
呉道子の画は先人の叡智を継承して完成された
の つく しん いにしえ この
というのだ。孔子の「述べて作らず。信じて古を好む」
(『論語』述而篇)を意識した表現だが、先達の事績
を重視する中国的発想が如実であり興味深い。
中国名言集 一日一言 井波律子 岩波書店

