ふ せい ゆめ ごと
浮生は夢の若し
りはく そ げきりょ
李白の言葉。「夫れ天地は万物の逆旅にして、
こういん ひゃくだい かかく しこう ふせい ゆめ ごと
光陰は百代の過客なり。而して浮生は夢の若し」
とつづく。万物の宿である天地の間に生まれ、
永遠に停止しない時間のなかで生きる人間の
一生ははかない夢のようだ、との意味。もっとも
李白は次の瞬間、この詠嘆をふりきって春の宴を
徹底的に楽しむ姿勢に転換する。ちなみに、李白
を好んだ芭蕉はこの一節を「奥の細道」冒頭に転用
しゅんや とうき えん えん じょ
している。(「春夜 桃李の園に宴するの序」)
中国名言集 一日一言 井波律子 岩波書店

