災害時クッキング その4 | チーム栄養士のブログ

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多方面で活躍する栄養士がチームを組んであなたと家族の健やかな日々を応援します。

こんにちは、チーム栄養士+の奥山です。

 

今年の防災の日(9月1日)も、情報番組では災害時に備えた情報や対策を発信していましたね。天災に遭った際ライフラインが止まり復旧までの目途が立たない状況に備えて、自分達の力で乗り切る「自助」年々非常食を備えるだけでなく、災害時のクッキングを紹介する番組も増えてきた印象です。

こちらのブログでもシリーズでお伝えしていますが、今回私からは「野菜が摂れる災害食」をお伝えします。

避難所での生活で困ったこと........のアンケートの多くに「野菜が食べられない」と回答が多かったのが取り上げたきっかけです。

皆さん!ご自宅のローリングストックに野菜や、代替えになる物はありますか?

 

《備蓄可能な野菜・代替え食品》

乾燥野菜【切り干し大根・干しシイタケ・みそ汁の具(ミックス野菜)】・乾燥わかめ

野菜ジュース・青汁・カットトマト缶・コーン缶・冷凍野菜など

 

備蓄と言っても普段使いしている食材も多く、常備されてる物もありますよね。冷凍野菜は、安売りの際に多めに購入し、お手製で冷凍野菜としてストックするのも一つです。

普段より多めに購入して備蓄用にするだけでも良さそうすね。

 

今回は、上記食材を使った野菜メニューのご紹介です。おなじみになってきた「ポリ袋クッキング」です。ポリ袋クッキングのポイントについては、ここまでにシリーズでお伝えしているため省略させて頂きます。

私が使用したメイン食材は、「切り干し大根」です。いつもは副菜として脇役的な位置にいますが、栄養価は優れているんです。生の大根に比べてカルシウムは20倍、食物繊維も豊富なんです。野菜不足は便秘にもつながりますので、食物繊維の摂取は災害時にも大事ですよね。

 

【切り干し大根のトマトスープ】

~材料(1人分)~

・切り干し大根…手のひらにのる量

・コンビーフ…1/2缶

・野菜ジュース…150ml

・塩…少々

<作り方>

①切り干し大根はキッチンバサミで食べやすい大きさにカットし、ポリ袋に入れます。最小限の水を加えて戻します。柔らかくなったら水を捨てます。

②他のすべての材料をポリ袋に入れてよくもみ混ぜ合わせます。

③袋の中の空気を抜いて、袋の上のほうで口を縛る

④鍋に湯を沸かし、耐熱ザル(皿で代用でも可)を鍋底に敷いた中に③を入れ、中火でコトコト、蓋をして10分加熱する。ポリ袋が浮いてきても触らない。

⑤出来上がったら、普段使っている食器にポリ袋ごと入れてから、ポリ袋の口を切って開封する(やけどに注意!)

 

 

【切り干し大根の梅和え】

~材料(1人分)~

・切り干し大根…手のひらにのる量

・乾燥ワカメ…小さじ2杯

・梅干し…1個

 

<作り方>

①切り干し大根はキッチンバサミで食べやすい大きさにカットし、カットワカメと一緒にポリ袋に入れます。最小限の水を加えて戻します。柔らかくなったら水を捨てます。

②梅干しをポリ袋に入れてよくもみ混ぜ合わせて出来上がりです。(種は残してください)

 

 

今週末はまた台風が近づいています。災害時に備えて必要な物は準備しておきましょうね。その際は、野菜の常備もお忘れなく!!

 

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