「コミュニケーションが上手にできるようになるために、
営業が上手に出来るようになるためには、どうしたらいいですか?」
職業訓練や営業コーチングの場面などで、最近よくこれを聞かれるのですが、
正直、「これだ」という方法は、ないと思っています。
この手のことを聞かれた場合には、
いつも「場数を踏むこと」しかないですね、と答えています。
(もちろん、場数を踏むのと同時に、知識を身につけることで、
より効果的に、その「場数」を自分のものにしていくことが
出来ると思うので、傾聴とか雑談とか、想像力とか
質問力とか、体系的に知識を身につけ、
学ぶことも重要と思います)
その流れで重ねて質問されることが増えてきたので、
今日は、自分はどのくらい、「場数」を
踏んできたのか・・数えてみようと思い、
『今まで会ったお客様の数』を数えてみました。
・旅行会社時代
飛び込みを1日100件やっていた1、2年目。
まぁ、きっちり1日100件じゃないにしても、
添乗にも行ってたし・・など差し引いて、
飛び込みで会った人の数、恐らく15,000人以上。
添乗には年間20日くらいは行ってたと思うので、
そこで出会ったお客様は・・少なく見積もっても、500人くらい
は、ありそうです。
・R社リゾート広告営業時代
在籍中に担当した企業は約200~250社くらいでした。
1企業あたり大体3~4名くらいの人には会っていたと思うので、
ざっと400名から500名くらい。
加えて、編集部主催のイベントとか、取材で会った人とか・・・と
考えていくと、
在籍中出会ったお客様の数、
多分、1000人は超えていそうです。
・RAG リクルーティングアドバイザー時代
担当企業は・・・ちょっと正確に思い出せないのですが、
恐らく、在籍約4年の間に、250社ちょっとくらいは担当したと思います。
お客様、それから、求職者の方との面談、セミナーで出会った
お客様・・など考えていくと、
出会ったお客様の数、恐らく400人ちょっと、くらいでしょうか。
直接会っていないけれど、転職フォローをした、という数も
入れれば、恐らく倍以上、全部で1000名近くの方と、関わってきたと思います。
そして、今。。
今は、以前に比べたら、ぐっと出会う人の数は減っている感じが
ありますが、
でも、一年間に200人以上は、恐らく会っています。
今、手元に残っている、お客様の名刺を数えたら、だいたい、
5,000枚くらい、ありました。
これに、テレアポ営業の電話をかけた数とか、
社内や、取引会社の方で、一緒に仕事をした人の数とか、
麹町の学校のクラスメイトの数とか、
全部足していくと、大体何人くらいになるんだろう、
そのあたりは、もう正確にはなんとも数え切れませんが、
ただ、間違いなく言えるのは、
社会に出てからのこの14年間で、
数万人という数の人と、出会ってきていて、
さらに、「お客様」として営業を通じて出会ってきた人の
人数は、恐らく2万人くらいになるということ・・
支社の立ち上げとか、MBAの学校でのグループワークとか、
そういうところでも、コミュニケーションの「場数」は
踏んできました。
これは、決して、私ってすごい、というようなことを言いたい
訳ではなく、営業職をしている人であれば、
普通に、踏む「場数」だと思います。
ただ、改めて数えてみると、
なんかこれって、結構勇気になるじゃないか。
そんな気が、しました。
そうやって、縁が繋がっている方も、そうでない方も、
たった一度、飛び込み営業をして、断られたお客様も、
今の私を作っている、大切なひとり、なんだなぁ、と、
改めて感じたり、したのでした。
ちょっと長くなってしまいましたが、
あとひとつ、とても大事なことに、気付きました。
出会ってきた人の数だけでなく、
踏んできた「場数」の中には、失敗や、大失敗も、
いくつもあって、
ケンカみたいになっちゃったお客様とか、
非礼を怒られたお客様とかもいて、
飛び込みで断られたとか、むげにされた、なんてのは、
もう数え切れないほどあって、
でも、それもこれも、
「今」に繋がっているんだ、ということです。
たくさんいろんなことがあって、だから
今がある。
だから、失敗をするといことは、素晴らしいんだ!と。
気付いた、私でした。
営業の仕事って、嫌な事もあるし、苦しいこととかも、
現実問題、たくさんあるけれど、
でも、関わる人の人数が、他の職種に比べてとっても多くて、
だからこそ、気付きが多かったり、刺激されることも、多いわけで、
そして、断られる数が多いからこそ、
「こうすれば人の気持ちを動かせる」ということも、分かるのです。
そんなことを、今更ながら思い、なんだかとっても気持ちが晴れやかで、
嬉しくてたまらない気持ちの、今日なのでした。
今、営業をしながら、「しんどいなー」と
思っている人が、もしいたとしたら、
たまにこうやって、出会った人の数を数えてみてください。
きっと、素晴らしい仕事だと、客観的に思えるようになる、
そんなふうに、思います。
多くの営業経験者が、「営業は、大変だけど楽しい仕事」と
言うのは、こういう気持ちを、みんな少なからず、経験しているから
なのではないかと、思いました。
そんなことを思いながら、
帰りがけに寄った本屋さんで手に取った2冊の本に書いてあった言葉。
◆「10打数3安打よりも、100打数4安打がいい」
(『20代でしておきたい「ささやかな成功」と「それなりの失敗」』より。
7回の失敗の数よりも、96回の失敗の数を知っているほうが
意味がある、ということ。)
- 20代でしておきたい「ささやかな成功」と「それなりの失敗」―後悔しない最初の8年の過ごし方 (.../清水 克彦
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◆「営業はなにより、その失敗の数こそが、『経験』なのだ」
(『売れる営業マンになりたかった相手を知れ、と言われてもなかなか
出来ない人のための営業質問術』より。
「経験のある営業、と人が言う、その「経験」とは、つまり失敗の数
なのだ、ということ。)
- 「売れる営業マンになりたかったら相手を知れ!」といわれてもなかなかできない人のための営業質問術.../松橋 良紀
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- Amazon.co.jp
エジソンも、電球を作る際に、
何万回も失敗をしたそうですが、
それも、「上手くいかない方法をまたひとつ見つけた」と
思ってずっと諦めずにやり続けたのだという話は、
あまりにも有名な話です。
私達はエジソンのような偉業は成し遂げられないかもしれないけれど、
「成功するまでやる」とか、
「失敗は成功のもと」だと心から思って
失敗すること、拒絶されることを恐れずに、やり続けること、
このことが、後にどれほど自分を勇気付けてくれることか。
失敗したら、良かった、と思おう。
断られたら、売れることにまた一歩近づいた、と思える自分になろう。
恐れずに、進もう!


