◆『無我』を振り返る
2009年に発売してから早12年の月日が経つ。
つい先日のような気もするけど、もうそんなに経ってしまったのかと感慨深い。
俺が10代の頃に一番聴いてたグランジ・オルタナロックの影響が色濃く出た作品だと言えよう。
『無我』はSamurai Force Recordsから全国リリースしたんやけど、社長の岡田さんがある日いきなり飛んで行方不明に…😣
タワレコ、HMV、Amazon等から売れても俺には1円の印税すら入って来ない状況なので、ネットからは絶対購入しないで下さい😡
12/13(月)に開催する配信ライブのコンセプトは曲順通りに演奏するというもの。
この機会に全10曲を振り返って行こうと思う📝
アルバムを聴きながら、セルフライナーノーツを読んでもらえると、より曲の世界観を理解してもらえるはず。
◆セルフライナーノーツ〜前編〜
1 BRAINWORLD
TEAM.BRAIN唯一のインスト曲。
この曲はポストロック史上最高峰バンドのMOGWAIに影響されて作った。アレンジはとにかく静と動の対比に拘った。
オリエンタルなギターフレーズなど、弟でギタリストだったノリ(2015年引退)の天才的な感性が顕著に出た曲。
一時期はよくライブの一曲目に演奏してたけど、6年近く演奏した記憶がないので、久々に演奏する曲となる。
2 LIVE OR DIE
バンド結成初期に作った初期衝動全開のハードコアパンク。
TEAM.BRAINで最速の曲だけど、デモの段階ではそんなに速くなくて、パッとしない曲という判断で没になりかけてた。
俺が黒夢の『CORKSCREW』というアルバムに衝撃を受けて、思いっきり速くしようと提案して試したらカッコ良い曲になった！
歌詞はカート・コバーン(NIRVANA)の自殺がメディアで報道された日にエディ・ヴェダー(PEARL JAM)がライブで観客に「俺達は生きよう。生きる事が最高の復讐なのだから」という発言から引用した。
ドラムは京都時代からの盟友である柿健一(ex.STANCE PUNKS)が叩いてくれた。
この曲も数年振りの披露となる。
3 永遠の旅路
バンド結成初期の曲。
歌詞は無常をテーマに書いた。世の中の一切のものは常に移り変わって、永遠不変のものはないという内容の歌。
アレンジに関しては、今回やるにあたりキーを二つ上げた。
まだ自分の中で完成したと思えず、まだまだ改良の余地がある曲だと考えてる。ストリングとか入れて、もっと壮大な感じにしたい。
余談ではあるが、友達に勧められて観た「魔法少女まどか☆マギカ」の世界観があまりにこの曲の歌詞とメロディとリンクしてて、メチャクチャ共感した‼️
今回の配信ライブで約12年振りに演奏する。
4 GOING MY WAY
2005年の上京直前に書いた曲。
当時の自分の心境をそのまんま歌詞にした思い入れのある曲。
グランジの要素は殆どなく、TEAM.BRAIN流ハードロックといえる曲。
ハードロックなのに、ギターソロが一切出てこないとこが実にオンリーワンなTEAM.BRAINらしくて良い。
夢追い人には共感してもらえる曲だと思う！
人気曲だけど、ここ数年やった記憶がないので、この曲も今回リアレンジして久々に演奏する。
5 STAND ALONE
タイトルを直訳すると「孤立する」。
自殺志願者が救いを求めて、もがき苦しんでる様を表現した究極にダークで絶対一般受けしない曲(笑)。
しかし、個人的にはTEAM.BRAIN最高傑作の一つだと思ってメチャクチャ気に入ってる！
当時は意識してなかったけど、デモを作ってる時にハマってたRADIOHEADの2ndアルバム『THE BENDS』の影響が大きいのかもしれない。
間奏の語りは弟のノリが遊び心でRADIOHEADの「Fitter Happier」の歌詞を朗読した。
この曲も12年振りに演奏する曲。
ここまで書いてて予想以上に長くなったので、後半5曲は明日のブログで書きます！
しかし、前半5曲はどれもこれも超久々に演奏するんやなぁと書いてて気づいた。
◆『無我』全曲解説〜後編〜はコチラ
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◆お知らせ
2021.12.13(月)@新大久保CLUB Voice
2021.12.13(月)@新大久保CLUB Voice
【TEAM.BRAIN初の配信ライブ】
2009年にリリースしたアルバム『無我』収録10曲+新曲を演奏予定🎶アーカイブは14日間視聴可能。
