2016年10月16日(日)、空間舎のテラスでフラサークル「コウ リマ ナニ エ」によるオハナコンサート『コウリマフェスタ』が開催されました。
八丈島はフラが盛んな島。「コウ リマ ナニ エ」は島で約9年活動しているフラサークルで子供からシニアの方まで幅広い年齢の方々が参加されています。
フラの動作には全て意味が込められています。
真剣な眼差しで踊る子供達の踊りはかわいらしく、そして堂々たるものでした。
ここでウクレレ隊が参加。来島されたウクレレの先生達と島在住のウクレレ奏者の演奏の生バンドの演奏がはじまり、グッと会場はハワイアンな雰囲気に♪
優しい歌声とウクレレから奏でる温かみのある音色が会場を心地良く包みこみ、その演奏に合わせて踊るフラガール達も気持ちよさそうです。
会場に注がれる夏のような強い日射し、汗ばむ顔に時折ぱらつく小雨が当たると気持いいほど暑い中、プログラムは進みます。
ここでフラキッズから家族へ、また日頃からお世話になっている方々へ向けてレイのサプライズプレゼント。
そしてメンバーがお客さんを囲むように踊って一緒にフラ体験をしたり、ここにいるみんなが家族のような、とても和やか雰囲気に包まれました。
このあとも多彩なフラが披露され、プログラムの最後はメンバー全員で踊る「プアアロアロ」で締めくくられました。
八丈島で2007年に行われたフェスティバルに招かれた際にアンクルヒューイット氏が作り八丈島に贈った唄が「プアアロアロ」です。
ハイビスカスのことでアロ には顔という意味もあり、八丈とハワイが頬を合わせて仲良くという意味の込められています。
「コウ リマ ナニ エ」のメンバーとウクレレ隊のみなさん。
この日のために日頃から練習を重ねてきたフラガール達の自信に満ちた顔がとても印象的でした。
カメラマンがメンバーとお客さん全員を撮影。人数が多いのでみんなで寄り添ったところを最上階のテラスからパチリ♪
いつも協力してくれている園芸家や生産者の方々と。
フラに使用してるティーリーフはメンバーが畑で育て、島の方から生花をいただいているおかげで9年間造花をつけて踊ったことがないそうです。島外でフラをしている人たちから見ればとても恵まれていると代表の栗田知美さんは語ります。
他に今回のイベントを終えてメッセージをいただきました。
今から9年前、八丈島の「コウ リマ ナニ エ」は生まれました。
結成当初からずっと応援してくれてる空間舎で、私達をずっと支えて来てくれた植物の生産者さん達と、いつも全力でサポートしてくれる家族と、家族のような友人達に見守られて9年間の集大成「コウリマフェスタ」を開催することができました。
練習場を貸してくださっている方、
会場となった空間舎のオーナーは前の晩から140個のケーキを作り、当日も朝早く駐車場になりそうなスペースを草刈りしてくれました。
八丈島は園芸の島、南の植物はもちろんフラの神様ラカの化身(キノラウ)も沢山あります。生産者の方々が育てる植物はどれも極上品。それを編んでレイやヘアピースにするのはとても贅沢な経験です。
当日は澄み渡るお天気になり、皆さんが来てくれて、
私達を結成当初からずっと見守り応援してくれている空間舎さん、いつも私たちをサポートしてくれてる家族と、生産者さん達。そして家族のような友人達ととても楽しい最高の時間と空間を過ごせました!
メンバー一同、忘れられない素敵な1日になりました。みんなありがとう!
ハワイの方が八丈島に来島されると自分の島に良く似ていると話されます。
自然や景観だけではなくお互いに島に住む者同士の文化や精神に共感させられるのでしょう。「コウリマフェスタ」を終えて〝フラ〟に島人のルーツをみた思いでした。
ハワイがもたらしたフラの種は八丈島の地に芽吹き、いつしか島の文化となってしっかりと根をはっています。
これからもフラを通じて様々な国の人たちがオハナ(家族)になれたらとても素敵ですね。