島の味覚を味わう!たこうな祭の模様 @えこ・あぐりまーと  | 八丈島観光協会blog

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今年の6月に久々に開催されました、島の隠れた特産品を集まった方々みんなで食べる、ちょっと面白いイベントのご紹介です。
以前は、毎年のように開催されていましたが、今年は数年ぶりの開催となり、来年の開催も未定ですが、八丈島ではこんな面白いイベントも時々開かれています。



2016年6月12日()、中之郷にあるえこ・あぐりまーとで『たこうな祭』が開催されました。
以前はよくイベントが開催されていた「えこ・あぐりまーと」ですが、最近ご無沙汰しており、このようなイベントは久しぶりです。



八丈島の隠れた名産品〝たこうな〟とは初夏に採れる細い竹の子です。八丈島では孟宗竹のような太い竹はありません。
八丈島で竹の子といえばこの〝たこうな〟のこと。この季節ならでは旬の味覚なので、お好きな方は茹でた後、冷凍したり塩漬けにして保存しておきます。
しかし冷凍すると生の物と違って食感が変わってしまいます。旬の食感を楽しみたい方は、6月頃のこの時期を覚えておきましょう。




たこうなを焼く前には、余分な葉や皮、下の部分の固いところを取り除き下準備します。




炭火でじっくりと焼いていきます。切り口のところからたこうなの汁が滲み出てきて、辺りに香ばしい匂いが漂います。



〝たこうな〟がこんがりと焼き上がりました!結構黒くなるまで焼きますね。
中はどうなっているのかな〜ちょっと不安・・・



でも大丈夫!焦げた皮を剥いていくと、ほくほくとした黄色い中身が出てきました。
少し竹の子特有の苦みがありますが、味噌やマヨネーズをつけると美味です。



こちらは、おいしそうなお餅。




続いて、お餅つきがはじまりました。
上の写真のように3人でつくお餅つきが、中之郷の伝統の「ひょんはー餅つき」です。
細い杵でこねてから3人が力を合わせて「ひょん!」「はー!」「ほい!」と順番にリズミカルについていきます。
お正月の際に、島のホテルからオーダー注文を受けることもあり、パフォーマンス抜群の餅つきです。



さあ、みんなもひょんはー餅つきを体験してみましょう。大人も子供も真剣な眼差しで伝統の〝ひょんはー〟に挑戦です!
でも見るのとやるのは大違い!なかなか上手くリズムがとれません。
「ひょ〜ん」「は〜」「ほ〜い」と何となくテンポもスロー。




つきたての餅に明日葉の粉末と塩と砂糖を入れて味付け。
鮮やかな緑の餅がつきあがりました。ほかほか湯気が出ていてとても美味しそう


中之郷のベテラン勢が交代し、餅の仕上げに入りました。



つきたてのお餅は、すぐに屋内に運ばれます。



手際良く細長く伸ばしてとんとんと包丁で餅を切っていきます。




明日葉餅の完成お好みであんこやきな粉をトッピングしていただきました。
つきたてのお餅は季節に関係なく柔らかくて美味です




えこ・あぐりまーとは地元の農産物販売所です。売店コーナーには地元で採れたいろんな商品が並びます。



こちらはさっきの〝たこうな〟です。すでに皮は剥いてあるのでこのまま茹でればOK!煮物や炊き込みご飯など、活躍の場は様々です。




他にも旬の新じゃがが沢山ならんでいました。この八丈島産のじゃがいも、塩茹でにして最高の一品です。じゃがいもとたこうなの味噌汁もおすすめです。




この日は青パパイヤもありました。熟した物が一般的ですが、こちらは野菜のように煮物やサラダ等に使うと美味しいです。

えこ・あぐりまーとはその季節ごとにいろいろな珍しい果実や野菜が並びますので、週末になると地元の方もよく利用します。



八丈砥石工房の八丈島産の砥石。
八丈島は砥石の原石が採取できる数少ない土地だそうです。八丈島の島の形をした砥石やハート型の物などいろんな商品があり、お土産や置物としても重宝します。



えこ・あぐりまーとの温室に成る見事な島バナナ。
このあと喫茶コーナーで吊されて、タイミングが合えば熟したバナナをサービスでいただくこともあります。

イベント以外でもえこ・あぐりまーとは八丈島らしい商品がいろいろと取り揃えてあります。喫茶コーナーもあるので、八丈島にお越しの際はぜひ一度お立ち寄りくださいね。