2014年6月1日付 産経新聞にて八丈島のポットホール記事が掲載されています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140526/15/team8jo/07/85/j/o0546036412953451729.jpg?caw=800)
新緑の季節、風薫る5月下旬の好天の下、ポットホールを訪れました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140526/15/team8jo/6c/7e/j/o0546036412953445155.jpg?caw=800)
自然豊かな山中に、美しい景色が待っています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140526/15/team8jo/56/bd/j/o0546036412953451728.jpg?caw=800)
こん沢林道の遊歩道付近で車を停め、ポットホールの散策路を登って行くと、すぐの分かれ道に石塔が佇んでおり、ここも三原山登山道の一部になっている事が分かります。
ふと、その石塔が置かれた場所から上を見上げると、空に向かって伸びる樹木が聳え立っていました。
眼前に広がるポットホールは、何万年もの悠久の年月を重ね、山に降った雨が流れて川になり、やがて流れの中で幾重にも連なった甌穴が形成されてきたのでしょう。計り知れない自然の力、偶然の中で生まれた自然の造形美に目を奪われる、そんな要素が詰まった場所です。
苔・落ち葉・自然の水の流れ、、何とも言えない心を動かされる風情があり・・・
スピードを遅めてシャッターを切ることで、ご覧のような水流を強調した写真も。
スピードを遅めてシャッターを切ることで、ご覧のような水流を強調した写真も。
それがまた、冒険心を掻き立てられる一因にもなるのですが・・・。
初めてこの地を訪れて感じたことは、「百聞は一見に如かず」でポットホールのその美しさを思い知ったのと同時に、最低限の整備(安全や利便性)といった観光で訪れるお客様への配慮が、まだまだ至っていないということでした。
また、ホールを跨ぐ形で設置された丸太の橋が、落ち葉などを溜めて水流を堰き止めてしまっている箇所も複数あり、何かしらの手立てが必要ではないかと感じました。
訪れた人の心を打つような景観を保全し、山の魅力を多くの方々に知ってもらうことで、季節を問わず、これまで以上に多くの観光客に八丈島までお越しいただける可能性を秘めたスポットであることは間違いないでしょう。
ここには出てこない未整備の他の9つの沢の個性も、いつかご紹介できればと思っています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140526/15/team8jo/40/00/j/o0546036412953445157.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140526/15/team8jo/b6/80/j/o0546036412953445156.jpg?caw=800)
※ポットホールへの行き方・注意事項等
八丈一周道路 登龍峠方面の道路地点標33番近辺より、こん沢林道を進みます。
杉やヒノキの連なる林道は、高原別荘地を走っているような風情があります。
但し、時速20km以下でゆっくり慎重にお進みください。
(道路幅が狭く、待避所・車廻しも少ないため)
林道通行時の注意は、こちらからご確認ください。
ポットホール散策路は登山道の一部になっています。登山靴もしくは類似の装備をご用意ください。
スポーツブランドのスニーカー着用でも、ほとんど滑らずに歩くことができました。
ポットホール散策路以外の他の沢は、未整備のため入沢しないでください。
八丈島のポットホール ガイド、及び、山岳ガイドの随行をご希望のお客様は、
八丈島観光協会にてご案内をしております。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140526/18/team8jo/8a/a9/j/o0546036412953624837.jpg?caw=800)