久々の更新となります。
さて、先週、レジデンシーのインタビューに行ってきました
4つの施設に応募して、その結果、2つから“インタビューに来ませんか?”とお誘いを頂いて、行って来たという訳です。
今年は、レジデンシーの応募が多いらしく、そうなると、当然競争率も激しい訳で、インタビューをもらうだけでも、本当に幸せ者だと思いました
行ってきたのは、カリフォルニアにある病院2つ。
カリフォルニアでのレジデンシーというと、本当に競争率が激しく、私がインタビューに呼ばれたところの1つは、2人の定員に対して40人の面接をするというとんでもない厳しい倍率でした。
どのようなことを聞かれたかというと、質問は施設によって違っていました。
ある病院では、私が日本で薬剤師をしていたことに非常に興味を持たれて、どんなことをしていたのか、日本とアメリカの教育の違いは?
など、いろいろと聞かれました。
あなたの長所は?短所は?ストレスの対処法は?タイムマネージメントはできるのか?など、人間性を見る質問を想定していたのですが、そういう質問はほとんどなかったです。
それよりは、どんなローテーションが好きだったか、それはなぜか、どういう意図でプレゼンテーションのトピックを選んだか?将来はどのような薬剤師になりたいか?などの質問をされました。
もう1つの病院では、これが本当に面白かったのですが、3つの部門に分かれたインタビューでした。
インタビューの時間は2時間
まず、3人の面接官とお部屋で会い、薬局長から、
“今日は、3部門のインタビューを2時間かけて行います。1つ目が、薬局に関連した質問、2つ目が臨床に関する質問、3つ目が筆記試験をやるからね
”
と笑顔で言われて、こっちは顔が引きつっていたかもしれません
具体的には、こんな質問の山でした。
もし、薬局内で医療ミスがあったとき、あなたならどう対処しますか?
もし、医師が新薬を処方したいと言ってきて、すでに病院採用薬で同種同効薬があった場合、あなたならどう対処しますか?
患者さんは糖尿病の患者で、足に糖尿病の悪化による潰瘍ができています。現在の処方薬はオキサシリンです。オキサシリンは、どの菌をターゲットに処方されたものですか?また、これは十分な治療でないなら、どのような処方薬を、どの菌をターゲットに処方したらいいと医師に助言しますか?
最近読んだガイドラインを2つあげて、そのガイドラインが、治療と、更なる病態の悪化防止にどう役立っているのかを答えなさい。
最近読んだジャーナルは何か、内容を述べて、その結果とディスカッションに関して、自分の意見を述べなさい。
自分が行ったプレゼンテーションの中で、最も良い結果をもたらしたものについて述べなさい。また、どのようないい結果をもたらしたのかも述べなさい。
心不全の治療薬を5つ挙げ、その意義と位置づけについて述べなさい。
今から薬を10個ぐらい挙げます。その薬の処方の際に、腎機能に応じて薬の減量が必要と思われるときにはイエス、そうでなければノーで答えなさい。
などなど。
筆記試験に関しては、患者さんのケアプランを立てる問題でした。
肺炎で入院してきた患者がいます。現在の治療薬、臨床データ、既往歴は以下に記載しています。あなたなら、薬剤師としてどのようなプランを立てますか?また、処方薬に関して、医師にどのように助言しますか?理由とともに述べなさい。
日本では、学生に対して、就職試験でここまでの質問はしないだろうと思われる質問の山でした
もし、医師が新薬を処方したいと言ってきて、すでに病院採用薬で同種同効薬があった場合、あなたならどう対処しますか?という問題に対しての答えを考えて見ましょう。
ただ単に、“同種同効薬があるのなら、それを処方してもらうように医師に言う”では不十分です。
この質問で何が聞かれているのかというと、同種同効薬と新規の薬がどう違っているかを調べる姿勢があるのかどうかなのです。
また、その調べ方は何をどうやって調べるか、採用の判断基準は何か、コストベネフィットはどうなのか、などなどを考慮するという姿勢があるかどうかを問われていたんです。
いろいろと聞かれましたが、とてもすばらしい経験をしたと思っています。
日本では絶対にできない経験だったし、いろんな人に会うことができて、楽しかったです。
また、レジデンシーの薬剤師の人に、“是非ここに来てもらいたいな
近いうちに会えたらいいね
”と言われたときには、本当に嬉しかったです
結果がわかるのは3月になってから。
長い待ち時間ですが、気長に待ちます。