「ハイゼット」としか聞いていませんが、おそらく現行の500系か一つ前の200系の物だと思います。

 

よくある話ですが、市販のローダウンリーフを買ってみたけど、もう少し下げたいと思われたらしく、メインリーフを裏返して組んでいたそうです。

しかし、このリーフはメインリーフよりも2枚目のほうが厚みが厚いので、おそらく思ったよりも下がらなかったのではないでしょうか。

 

そこで2枚目のリーフも裏返して組むので、反りを増やす方向へ加工してほしいと以前に依頼を受けました。

 

通常は、どれか一枚だけを加工する事はお勧めしませんが、依頼主の考えで「それでお願いします」と言われますと指示通りに加工する事になります。

 

その様に2枚目だけを加工したのが上の画像です。

 

メインリーフの反りを見ると、フラットよりも少し反りがある状態で、3枚目も同じくらいです。

 

 

 

メインリーフの下側(正常な向きで見た場合の)に3枚目の角が擦れて削れた形跡が見られます。

 

裏返したメインリーフの上側に、更に3枚目を裏返して組順を変えていた状況が推測できます。

 

こういう組み替えを時々見掛けますが、リーフスプリングの役目を全く理解していない行為なので、できればやめたほうがいいですね・・・

 

 

 

そんな訳で、今回は全部のリーフをフラットにしました。

 

3枚目は補助リーフではなくて元々が常時効いている設定の様ですので、全部の反りを合わせるのが正解だと思います。

 

もし、これよりも更に下げたい場合には、この形状ならメインリーフを裏返しても大丈夫でしょう。

 

 

板バネって奥が深いですよ。