どの車のエアコンにも言える事ですが、冷えなくなった場合は冷えなくなるまでの経緯が分かるほうが対策の方法を考えやすいです。
今回の場合はと言うと、現オーナーが購入された時点でエアコンは作動しなかったのと、それ以前は何年も車検が切れた状態だったという事が分かっているくらいで、それ以前は正常に作動していたのかどうかも分からないという状況です。
いきなり貴重なエアコンガスを入れるのはもったいないので、いつもの様に窒素で圧を掛けて漏れが無いか確認してみます。
内圧が掛かればコンプレッサーの動作も一応は確認が可能なので、エンジンを掛けてスイッチを入れてみます。
「一応は確認が可能」という言い方をしているのは、本来使用するガスとは違うもので圧を掛けているので、一瞬だけ作動するかと異音が出てないかという程度の確認だけにしておきます。
その後、1週間ほど圧を掛けた状態で漏れが無いかを見ていましたが、若干の内圧低下は見られました。
外気温の影響で多少は圧の変化があるのは通常ですが、それを含めても僅かに漏れがあると思われる状況です。
明らかに漏れている場合は場所の特定も容易ですが、この様に僅かに漏れている状況ですと漏れ箇所を特定するのは難しいです。
相談の結果、とりあえずコンプレッサーオイルの補充とガスの充填で作動状況を確認して、そこからどれくらいの期間使用できるかを見てみる事になりました。
窒素の排出と充填を何度か繰り返して内部に空気や湿気が残らない状態にしてから、更に真空引きも行ってエアコンガスを充填しました。
外気温が32度くらいの時に高圧側を15キロに合わせました。
少し控えめな充填量でしたが、入れ過ぎるよりは良い条件になってると思います。
ちょっと画像が荒いですが、吹き出し口の温度で7.0℃まで下がってます。
コンプレッサーオイルの補充量は「勘」で決めましたが、各部のOリングやシールがいい感じで潤滑されて僅かな漏れが止まる様な事もありますので、祈る様な気持ちでしばらく乗っていただく事にしましょう。


