よく壊れる樹脂製のギアを製作・販売させていただいてますが、やはり販売する以上は耐久性のテストなどを継続的に行っております。

 

が、しかし・・・

 

うちのテスト用車両に取り付けて割と過酷なテストを繰り返しているうちに、モーターのほうが悲鳴を上げる様になってきました。

 

新品のモーターはとっくに廃盤ですので、使えそうな物は無いかと探していたところ、とうとう発見しました。

そうは言っても、そのまま使えるほど甘くは無く、なんとか加工して合う様にした状態が上の画像の物です。

 

 

 

流用のキーポイントは樹脂製ギアが嵌まる軸の部分ですが、ここの形状が同じだったので、今回の計画を実行してみる事にしました。

 

まずは邪魔になるリブ状の部分を削る必要があったのですが、この部品はモーターのケースが樹脂製(本来のAW11用はアルミ)でしたので、ボール盤にクロステーブルを取り付けた簡易フライス盤にエンドミルをセットして切削しております。

 

他にもレギュレーターに組み付ける際に邪魔になる所が数か所あったので、リューターなどで削ってます。

 

 

 

これで取り付け出来ると思いきや、同じだと思っていた取り付けネジの位置が、3か所のうち2か所が微妙に違っていましたので、レギュレーター側の穴を長穴に削る必要がありました。

 

 

 

配線の長さが本来の物より長いものの、カプラーの形状は同じで、端子の極性も合っていたので、配線は無加工です。

 

 

早速、実車に取り付けてみましたが、本来の動きに戻ったというか、今までの動きが遅くなっていたので、開閉のスムーズさに感動です。