色々と作業の予定が溜まっているのですが、少しでも作業効率を良くしようと、合間を見て片付けと工作機材の手入れをやっておりましたところ、いつの間にか2月に入っていました。
上の画像ですが、今更フライホイールを削って軽量化しようという訳ではありません。
少し前に今まで使っていた物よりもちょっとだけ大きめのボール盤を買ったのですが、どうもテーブル部分の形状が気に入らなかったので、良くなる方法を考えていました。
旋盤に取り付ける様な直径300mm程度の、いわゆる面板を探しておりましたが何故かちょうど良い物が見付かりません。
少し大きめの物で外周を削る事を考えていたところ、捨てようと思っていたフライホイールが目に付きました。
通常なら裏側は肉抜きしてあるので平らな形状ではありませんが、トヨタのT型エンジンの初期の物は、やたらと重くて裏側に全く窪みがありません。
これをベースに軽量加工する事は、まず考えられないのでスクラップに出す予定でしたが、今回探していた材料には好都合です。
まずは三つ爪のチャックで適当に粗削りしてから四つ爪のチャックに交換し、それなりに面を出してます。
あえてリングギアを残したほうが持ち運びする時に手が滑らないかと思ったりして、こんな感じに仕上げています。
途中で材質が変わるので、けっこう削るの大変でした。
表側はクラッチディスクの当り面の段差を無くして全体の面を揃えただけです。
中央部分の窪みはちょうど良い逃がし部分になってくれます。
使い方はこんな感じです。
材料を固定する場合はクラッチカバーを取り付けていたネジ穴が役に立つかもしれません。
都合によってネジ穴を追加したり、台の部分に固定する方法を工夫する必要があるかもしれませんが、しばらくはこのまま使ってみようと思います。