以前に試作品を紹介した事がありましたが、こちらのギアは交換作業に少しハードルがある事もあって販売には至っておりませんでした。
しかし、この度なんとか工夫を重ねて販売品が完成しました。
以前の記事です。
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モーター側のギアは既にかなりの数を販売させていただきましたが、レギュレーターの本体側はケースがカシメになっていますので、本来は非分解の扱いです。
しかしギアさえ交換できれば使用できる情況が多いので、なんとか直して使いたい方のために色々と考えて製作してみる事になった次第です。
問題のケース部分です。
カシメの部分をドリルで揉んで削り取れば分解できますので、それほど難しい訳ではありませんが、サンデーメカニックには少しハードルが高いかもしれませんし、ディーラーでは断られる内容かもしれません。
ドリルを貫通させてしまうと組み立ての時の位置決めが難しくなるので、カシメの縁の部分だけ削って芯の部分は残しておくのがポイントです。
組み立てる際は適当なボルトとナットで留めれば大丈夫です。
今回の製作で一番問題になったのはこの部分です。
軸の先端部分にゼンマイ型のスプリングが嵌るのですが、純正のギアとは材質の特性が違うため切り込み部分に補強をする必要がありました。
どう違うのかは説明が難しいのですが、ギア部分の割れなどに対しては圧倒的に強度があるものの、この様にシャフトの先端に切り込みが入った状態ですと、ゼンマイを巻く時に、しなって広がる傾向があります。
試作品では組み付け手順を工夫して組み立て、実車でのテストを行いました。
が、しかし・・・
部品として販売するには手順を説明する事が難しいので、この問題をクリアする必要がありました。
そこで上の画像の様にシャフトを純正よりも少し長くして、そこにカラーを嵌めて広がりを防止する構造にしております。
純正のレギュレーターSUB-ASSYは既に生産が終了しており、まだ在庫分が販売されている事もありますが、新品に交換してもギアは数年で破損する事もありますので、強化品でリフレッシュを考えてみるのも良いかと思います。
ヤフオクで出品中ですが、直接ご連絡くだされば少しお安く販売させていただきます。