2年ぶりくらいの登場です。

 

前回、うちで作業した内容はこちら。

 

ほとんどの日常作業はオーナー自身で行われますが、今回は折れ込んだボルトを抜く作業がエンジンを降ろさないとできないのではないかという事で、自動車保険のロードサービスを使って搬送されて来ました。

 

 

とりあえず破損した部分の部品を手配してみますと、破損したステー部分は仕様変更されていて明らかに強化されています。

それと、折れた下側のボルトもセット交換部品になっておりました。

 

(後で調べてみますと、保証延長されてたみたいです)

 

 

 

オルタネーターが付いてた場所を下から覗いたところです。

 

直接目視はできませんが、貫通しているネジ穴の裏側から点検用のミラーで見てみますと、折れ残ったボルトが確認できます。

 

作業中の画像は撮れませんでしたが、この裏側から手探りで残ったネジを抜き取る作業にチャレンジしてみた結果、幸いネジ自体に固着は無かったので、なんとか抜き取る事に成功しました。

 

 

 

この機会にオルタネーターも交換しておきたいとの事ですので、リビルト品を用意しました。

 

 

 

そして、パワステポンプから異音がしていたとも聞いておりましたので、見てみますとプーリーの外周部分が欠けています。

このプーリーは樹脂製で、調べたところプーリー単体では部品の設定が無いとの事です。

 

 

そんな訳でパワステポンプもリビルト品を用意しました。

リビルト品のポンプに付いてきたプーリーは金属製でした。

 

 

 

そして・・・

 

この機会にという事で、タイミングベルトやウォーターポンプなども交換しておく事になりました。

 

タイミングベルトは以前に交換した事を示すシールが貼ってあったのですが、ウォーターポンプやオイルシールなどは、その時に交換されたかどうか分からないので、この際やっておく事にします。

 

 

 

この車が登場した当時、バンパーの中央部分とコーナー部分が分かれている事や、そのコーナー部分がフェンダーのアーチ部分まで繋がっていて、擦り易い部分だけ交換できるというのがセールスポイントだったと思います。

 

わりと分かり易い場所でネジ留めされているので、こういう作業の時に手が入り易い様にここまでバラすのも簡単です。

 

 

エンジンルーム側もエアクリのケースを外せば、比較的作業性も良いほうです。

 

 

 

しかし、クランクプーリーのところだけはフレームとの隙間が狭いので、手探りの作業になります。

 

タイミングベルトを交換するだけなら簡単ですが、クランクシャフトのオイルシールまで交換となると一工夫が必要になります。

うちでは定番の方法ですが、取り外すオイルシールにタッピングビスをねじ込んで釘抜きでシールごと抜き取る作戦で行きました。

 

ただし、目視できるのがタイヤハウス側から、このサービスホール越しですので、なかなかの難作業です。

 

 

 

無事に交換できたオルタネーター。

 

 

 

パワステポンプやタイベル周辺も完了の図。

 

パワステオイルのリザーブタンクは内部のスラッジなどを念入りに洗浄して再使用しています。

 

パワステのオイルも定期的に交換できればいいのですが、古いオイルを抜くにはホースの接続を外す必要がありますので、なかなか実践できませんよね・・・

 

近頃は電動のパワステが主流ですが、個人的には油圧のフィーリングのほうが自然な感じで好きなんですよね。