こちらは510ブルーバード・バンのリーフです。
これまでロワーリングブロックだけで下げておられたそうですが、リーフ加工と厚みの薄いブロックとの組み合わせに変更したいとのご相談です。
いきなり片側を加工した状態の画像です。
以前の仕様はブロックを斜めにカットしてデフの角度を調整していたとの事でしたので、リーフの加工時にデフを前傾させる事も可能だとご提案させていただきました。
リーフの後ろ側半分はフラットに近い形状に加工し、前側半分はそれよりも反りを残した形状にしています。
リーフ全体にプレスを掛ける様な方法では、この様な調整はできませんが、当方の行っている加工方法ですと、自由に形状を変える事が可能です。
そして、いつもの様にポイントは上から3枚目までと、ヘルパーリーフとの隙間を適正にする事です。
逆反りに加工したヘルパーリーフも、後半部分の逆反りを多く付けております。
左右を揃えて完成です。
もう一組はいすゞの「ベレル」という車のリーフです。
私自身、子供の頃に見た事はあるかもしれませんが、正直なところ記憶には残っていない車です。
そんな超希少な車両ですが、とにかくペッタンコにしたいとの事ですので、大きく反ったリーフをフラットに近い所まで加工します。
画像の上が加工前のメインリーフで、下が加工後です。
完成!
エアーショックと組み合わせるそうですので、かなり低い所を狙ってリーフを加工し、そこからエア圧で車高を調整する計画です。
上手く仕上がるといいですね。