2024年 フェブラリーS スポニチ鈴木さんの馬体診断『達眼』 | 馬場とオッズを読み競馬に勝つ!妙味ある3連単の中穴だけを狙い撃て!

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有益な情報をお届けします。

「待ってました!」

GⅠ恒例の信頼できる鈴木さんの馬体診断が帰ってきました。

早速行って見ましょう。

 

1位は95点で2頭。

「ガイアフォース95点 芝で砂で天下を獲る“二刀流”の首」
背中から後肢にかけての流麗なトップラインは父譲り。

それでも、前肢を見ればクロフネのように上腕の筋肉が隆起しています。

3歳時とは見違えるほどこの部位のボリュームが増しており、

前肢をよりパワフルに伸縮できるでしょう。

 いつも保護用のバンデージを着けて写真撮影に臨むようです。

そのため、つなぎの形状は分かりませんが、他の部位が示すのは砂適性。

特に前肢は一線級のダートホースと比べても見劣りしません。

 芦毛の被毛は加齢とともに雪のように白くなりました。

白すぎて毛ヅヤは見極めづらいが、腹部の毛が長くなっていません。

体調に変動はないでしょう。その腹周りには少し余裕がありますが、

今週の調教と栗東から東京競馬場へ長距離輸送で絞れるでしょう。

胴が詰まり気味のマイラー体形。前進気勢の強そうな立ち姿もマイル向きです。

後肢が浮いて見えるほど前肢に負重をかけています。

 クロフネが芝のG1ウイナーに輝いたのは01年NHKマイルC。

その年の秋にダート戦に転じると武蔵野S、JCダートを連勝しました。

昨秋の天皇賞5着など芝のG1で好走してきたガイアフォース。

そのダート初挑戦に勝算を膨らませるのもクロフネ譲りの両刀遣いの首です。

 昨年のJRA賞最優秀ダート馬レモンポップと同特別賞ウシュバテソーロは

そろってサウジ遠征中。

ダート界の両横綱不在で戦国ムード高まる砂決戦とあれば、

天下獲りも託せる有力候補です。

 

・・・なるほど。

クロフネは母父なので実際走るかどうかはわかりません。

それでも鈴木さんが推すのですから走っても不思議はないのも事実。

マイル適性があるのは事実。

感触的にはあくまでも相手まで。

能力的にはドウデュースと接戦をした馬ですし

レース内容を見ても力はあります。

それがダートで通用するかは走ってみないとわからない。

当然オッズにも注目です。
 

1位のもう1頭は

「キングズソード95点 砂の“一刀流”申し分なしの仕上がり」

キングズソードはひと目でダート馬と分かる、太くて短い首の持ち主です。

肩の筋肉が非常に大きいため首が一層短く映ります。

筋肉で大きく盛り上がった臀部(でんぶ)も力強い。

飛節の位置は高めですが、骨量も豊富。パワー型の見本のような体つきです。

 

 JRAが発表したフェブラリーSのレーティングではこの馬が118ポンドでトップ。

次位のウィルソンテソーロ、ジャスティンカフェ、ガイアフォースに3ポンド差をつけました。レースパフォーマンスがそれだけ優れていたとの判断でしょう。

馬っぷりもレーティング通りです。毛ヅヤは良好。

腹周りもしっかり引き締まっている。申し分のない仕上がりです。

 立ち姿は尾の付け根に力が入りすぎていますが、ハミの受け方は穏やか。

目、耳、鼻先も左前方の一点に集中しています。

 問題はスタート後に芝が約100メートル続く特殊なコースレイアウトでしょう。

芝スタートのダート戦は中京1400メートルコースで一度だけ経験し、

後方から追い込み6着。

芝&ダート二刀流の馬体を持つガイアフォースとは対照的な砂の一刀流が

序盤の芝で流れに乗れるかが浮沈の鍵です。

 

・・・なるほど。

中距離は強いのでマイル適性があるかどうかだけ。

予想単勝オッズは今のところ5人気(netkeibaデータ)でおいしいし

能力的に面白い馬ですし、鈴木さんの評価が高いなら押さえておこうかなと。

 

2位の90点は3頭。

「ウィルソンテソーロ90点 毛ヅヤの良さ鋼の輝き 完成されたダート馬の筋肉」

毛ヅヤの良さならウィルソンテソーロが一番。

鹿毛の被毛が冬の日差しに輝いています。

 馬体は480キロ台の体重以上のボリューム。

5歳になって肩や胸前の筋肉量が増え、細めだった首の筋肉がパワーアップしました。

完成されたダート馬の筋肉です。

 太からず細からずの腹周り。ガチッとした体形なのでマイルにも対応できます。

両耳に力が入りすぎているので距離短縮はかえってプラスかもしれません。

 大きすぎる飛節と傾斜のきつい肩の角度が気がかりですが、

ダート戦なら問題ないでしょう。

 

・・・なるほど。

本命候補の馬ですし、脚質にも幅がある。

鈴木さんの評価も高くマイルにも対応可能という力強いお言葉。

本命により近くなりました。

ただしあくまで本命候補の一角というのは変わりません。

 

「ドゥラエレーデ90点 宝刀トモの筋肉に厚み マイルにも対応できそう」

ドゥラエレーデはパワーにあふれた体つきをしています。

 首、肩、胸前のボリュームは満点。

トモにも分厚い筋肉が付き、510キロ前後の体重以上に大きく見せています。

 毛ヅヤも良好。肋(あばら)がパラリと見えるほど腹周りも引き締まっている。

腹下が短めの体形からマイルにも対応できそうです。

 トモの角度が少し浅く、右前蹄が狭窄(きょうさく=すぼまって狭い状態)気味ですが、

問題のない範囲です。

 立ち姿は穏やかすぎる。当日のパドックでは気合を見せてほしい。

 

・・・なるほど。

決め手にかけるのですが、能力はある馬。

ようやくダートに落ち着くのでしょうか。

 

ただマイルは初めてでスピード感がないのでついていけるかどうか。

切れ味で勝負するタイプではないので後方からの競馬になると厳しい。

 

それでもムルザバエフ騎手との相性は抜群。

激走の可能性は十分。

 

ただし前走の東京大賞典はキングズソードには迫られており

今回は東京コースということもあり、飛ぶ可能性も考慮すべきか。

 

「レッドルゼル90点 8歳馬とは思えない筋肉の柔らかさ 昨冬より切れ味増す」

レッドルゼルは休養中に不老長寿の湯にでも漬かっていたのか。

8歳馬とは思えないほど筋肉が柔らかい。

昨冬(2着)と比べても全く遜色ない体つき。

衰えどころか、昨冬よりも伸び伸びと立っています。

 

 リップチェーンを気にして鼻をとがらせていますが、力みはありません。

微風を受けて尾先を後方へ気持ち良さそうに流しています。

曇り空の下での撮影でも毛ヅヤは映えています。

 腹周りもすっきりしている。首と肩が発達した詰まり気味の体形。

マイルまでは守備範囲です。

 

・・・なるほど。

マイルはギリギリの馬。昨年はいい脚で追い込んで2着ですが

交わす勢いまではなかった。

こういう馬は上積みが見込めないと買いづらいのは確か。

8歳ですし、本命はありません。

 

ただJBCスプリントは勝ってますし実績は上位なので

馬券になる可能性は残してはいます。

 

3位の85点は3頭。

「イグナイター85点 上腕と臀部が発達したスプリンター体形 マイルは長い感じ」

イグナイターはリップチェーンに口を開き、不機嫌そうに立っていますが、

キ甲や四肢の腱はしっかりしている。

 背と腹下が短く、胸前、上腕と臀部が発達したスプリンター体形。

マイルは長い感じ。

 

・・・なるほど。

これは鈴木さんと同意見でブログでも短距離向きなのではと書いてますので

この馬は高得点でも割引。

 

ただし短距離馬でも2着に食い込むことはよくあるので

勝つことはないでしょうが馬券になることは十分あると考えたい。

 

「ペプチドナイル85点 全てがジャンボも仕上がり良し」

ペプチドナイルは530キロ超の体重が示すように鼻先から尾の先まで全てがジャンボ。

大型馬でも腹周りは引き締まり、良く仕上がっています。

 飛節の角度が浅く、瞬発力より持続力に勝った馬体です。

 

・・・なるほど。

OPを勝っているが重賞ではもう一息。まだ検証しておりませんので

結論は先送りしますが、本命はないし、

基本的には展開がハマって前残りの競馬の時の出番でしょう。

 

「セキフウ85点 上半身の勝ったつくり ダート仕様」

セキフウは上半身の勝ったつくり。顎っぱりがいいので食欲旺盛なのでしょう。

 首の筋肉は力強いが、股(また)の筋肉にはもう少しボリュームが欲しい。

両前の短いつなぎはダート仕様です。

 

・・・なるほど。

GⅢエルムSは勝っていますが、能力的には足らないかなという印象。

ただ検証はまだ済んでいないので結論は保留しますが

この馬が馬券になるときはペースが速くなって展開がハマった場合でしょう。

 

4位の80点は2頭。

「シャマル80点 もう少し胸囲を…腹周りに切れが出てくれば理想的」

シャマルは筋肉量が豊富な500キロ超の馬体だけにもう少し胸囲が欲しい。

 休み明けを1度使っただけに腹周りに切れが出てくれば理想的でしょう。

この季節だけに毛足は長くなっています。

 

・・・なるほど。

地方の重賞は4勝していますし2年前のGⅠ南部杯では0.1差3着もあります。

しかし6歳で中央の実績はもう一息。

これから検証して結論出します。

 

「カラテ80点 毛ヅヤは良好も8歳馬で上積みは…」

カラテは毛ヅヤは良好。腹周りも絞れていますが、

さすがに8歳馬とあって上積みは望めない。筋肉の張りも年相応です。

 体形から距離短縮はプラスになりそうですが、ダート替わりはどうか。

 

・・・なるほど。

ダートは2歳のときに2戦していずれも惨敗。

8歳馬ですしピークも超えているので

この馬は買いにくい。