2023年 マイルCS スポニチ鈴木さんの馬体診断『達眼』 | 馬場とオッズを読み競馬に勝つ!妙味ある3連単の中穴だけを狙い撃て!

馬場とオッズを読み競馬に勝つ!妙味ある3連単の中穴だけを狙い撃て!

こんにちは。「孤高の競馬職人」です。
競馬はその日の馬場状態によって着順が変わる。
「馬場とオッズを読んで競馬に勝つ!」を基本に
2歳・3歳戦とGⅠ、相性の良い重賞レースを狙い撃ち。
とことん結果にこだわっていきます。
有益な情報をお届けします。

先週のエリザベス女王杯は95点で1位指名した2頭、

ブレイディヴェーグが1着、ハーパーが3着。

3位の85点だったルージュエヴァイユ。

信頼しない手はありません。

今週もめちゃくちゃ期待してます。

2位までの馬が1~3着までの間に

2頭は入っている事が多いようです。

 

1位の95点は3頭。

「エルトンバローズ95点 百獣の王の風格 泰然自若の立ち姿」

エルトンバローズの立ち姿からうかがえるのも百獣の王の貫禄です。

その口元には驚かされた。リング型とノーマル型の2本のハミをかまされても、

嫌な顔ひとつしない。

ハミを気にして口角に泡を付けている昨年のマイル王者セリフォスとは

対照的な余裕あるハミ受け。引き手を遊ばせながら穏やかにくわえています。

どちらが王者か分からない。

目をつり上げたソーヴァリアントとは対照的な涼しい目でゆったりと立っています。

どちらが古馬だか分からない。百獣の王を想起させる泰然自若としたたたずまいです。

未勝利から4連勝中の3歳馬。

この立ち姿に凡百の上がり馬との決定的な違いがあります。

 

・・・なるほど。落ち着いているというのはアドバンテージです。

マイルなのである程度かかっていくくらいの気性のほうが有利とは思いますが、

この馬は先行力がありますからね。しかも終いもしっかりしている。

これは期待できそうです。

ソウルラッシュを本命で行こうかと考えていましたが、

この馬も本命候補となりそうです。

 

「シュネルマイスター95点 胸前と首にボリューム増 さらに精悍に」

3歳馬エルトンバローズを迎え撃つ古馬勢では

シュネルマイスターの馬っぷりが際立っています。

前後肢にバランス良く備えた柔らかい筋肉、各部位が滑らかにリンクした骨格。

この機能性の高さが距離の融通を利かせます。

マイルはもちろん、中距離にも対応できる馬体です。

 

 5歳の晩秋を迎えて新たな進化を遂げました。

安田記念(3着)時よりも胸前と首のボリュームが増しています。

わずか5カ月余の間にさらに精悍(せいかん)な姿になった。

 集中力のある顔つき。

ハミを穏やかに取りながら、どっしりと大地をつかんだ立ち姿にも安定感があります。

毛ヅヤも良好。体にはまだ余裕がありますが、

今週の調整で万全に仕上がるでしょう。

 

・・・なるほど。調子の良さは毎日王冠をみてもわかります。

有力は間違いないです。

問題はどうしても置かれ気味で後方からの競馬になってしまうこと。

取りこぼしがあるということです。

馬券に入れないといけない馬。

しかし、勝つとなるとそう簡単にはいかないと思う。

 

「セリフォス95点 引き締まった体 散漫さ消えて集中」

セリフォスは良くもあしくも前走・安田記念(2着)と変わらない姿です。

休み明けとは思えない引き締まった馬体。

栃栗毛に近い濃い栗毛の被毛は相変わらずチョコレート色に輝いています。

尾の付け根と腹周りに差し毛が増えたとはいえ、

初夏と同じ毛ヅヤを晩秋になっても維持できるとは…。

よほど体調がいいのでしょう。

 

その一方で、シュネルマイスターのような安田記念からの成長は感じられません。

現状維持といったところです。

 

安田記念時と違うのは顔つき。

ハミを少し気にしているとはいえ、散漫さがなくなり、とても集中しています。

トモと肩に大きな筋肉をつけた短距離体形。

背中と腹下の長さからも距離の守備範囲はマイルまででしょう。

 

・・・なるほど。昨年勝ってますし、当然争覇圏内なのですが、

この馬は広いコースよりも直線が短く切れで勝負したほうがいい馬。

阪神ならより信頼度は厚かったですが、

今年は京都の外回りで直線が長い。

本命まではつけられないというのが正直なところ。

馬券に入れたい馬。

 

2位の90点は4頭。

「ナミュール90点 豊富な筋肉量 精神面も安定」

ナミュールは、気分が不安定な時に表れやすい蹄輪が今回は目立たなくなりました。

精神状態が安定してきたのかもしれません。

牝馬とあって冬毛が全身に出ていますが、筋肉量は豊富。

特に臀筋(でんきん)の発達が顕著です。

 

・・・なるほど。素質はすでに2歳の頃から見せていました。

一戦すると消耗が激しい馬なのかなあという印象。

精神状態が落ち着いてきたのは成長の証ですが、

強い競馬を見せたチューリップ賞、秋華賞、東京新聞杯、富士Sと

いずれも休み明け。

買っておくべき馬でしょうが、場合によっては切ります。

当日のパドックが重要。

 

「ソーヴァリアント90点 横目でジロリ 気で走る血統」

ソーヴァリアントはオルフェーヴルの子らしいきつい顔つき。

耳に力を入れながらカメラマンを横目でにらみつけています。

尾にもかなり力を入れている。毛ヅヤは抜群。

馬体は少し細く映りますが、気で走る血統なので問題ないでしょう。

 

・・・なるほど。ちょっとムラのある馬。

しかも池添騎手でしょ。

買う予定はありません。

ただし、鈴木さんが高得点をつけている馬なので

オッズの歪みがあったり、じゃいさんが取り上げるようなら

考えなくてはいけません。

 

「ソウルラッシュ90点 新陳代謝良し 昨年目立った冬毛なし」

ソウルラッシュは昨年のマイルCS時に目立っていた腹部の冬毛が全くない。

夏日が最近まで続いたこともあるが、新陳代謝もいいのでしょう。

立ち姿には力みが見られ、もう少しリラックスしてほしい。

 

・・・なるほど。先程も書きましたが、マイルですので少しかかり気味、

入れ込み気味のほうがいい場合もあります。

実際に脚質の幅を広げてきてますし、GⅠでも通用する脚は見せているので

ここは大いに期待したいところ。

モレイラ騎手もかなりの魅力の馬。本命候補です。

 

「レッドモンレーヴ90点 前肢の勝ったマイラー体形 気分よく走らせれば一発」

レッドモンレーヴは前肢の勝ったマイラー体形。

ライオンのようにたくましい首の筋肉にインパクトを感じます。

穏やかな立ち姿ですが、かなり我の強そうな顔つき。

気分良く走らせることが大切です。

 

・・・なるほど。やはり折り合いに気をつけて後方から外を回るんですかね。

たしかに前走の末脚は素晴らしかったし展開ハマれば

好走しても不思議ありません。

 

しかし、もしも気性に問題あれば、ちょっと割り引きたい馬。

パドックは鍵ですね。

 

それでも鈴木さんの高得点の馬。

注意は必要です。

 

3位の85点は2頭。

「マテンロウオリオン85点 たくましい前肢に合わせて後肢も発達してほしい」

マテンロウオリオンは肩から首にかけて強い筋肉を付けていますが、

肩の傾斜がきついため首抜けがもうひとつ。

たくましい前肢に合わせて後肢も発達してほしい。

目と耳からは気性の強さがうかがえます。

 

・・・なるほど。前走の内容からちょっと買いにくい馬。

GⅠは究極の勝負ですので、やはりこういう馬は

万全な状態でないと太刀打ちできないと思う。

 

「ダノンザキッド85点 大人の体つきも腹周りはもうひと絞りできる」

ダノンザキッドは大人の体つき。気持ちの入った立ち姿です。

宝塚記念同様、筋肉が少し硬めに映りますが、

マイル戦なら問題ないでしょう。

全体にうっすら冬毛。腹周りはもうひと絞りできます。

 

・・・なるほど。馬体重は注目ですね。530キロを超えると厳しいかも。

いずれにせよ宝塚記念は距離が長かったとしても

香港のクイーンエリザベス2世カップの内容がもう一息。

厳しい戦いになると見ます。

 

4位の80点は3頭。

「ジャスティンカフェ80点 立派だが少し硬く映るトモの筋肉」

ジャスティンカフェは背と腹下が短いマイラー体形。

相変わらずトモの筋肉は立派ですが、年齢(5歳)のせいか、

少し硬くなっているように映ります。毛ヅヤは良好。

立ち姿にはもっと活気が欲しい。

 

・・・毎日王冠は出遅れて最後方からの競馬になりましたが

案外の内容。せっかくエプソムカップを勝ってGⅠへ殴り込みだと考えていたので

ちょっと残念でした。

ですが昨年の毎日王冠では早めに動いたし

GⅠでも通用する脚を見せてますし、やれるはず。

しかしGⅠを勝っている馬ではなく勝つまでは厳しいし、

当日の出来によっては切る馬。

調教と当日の馬場が重要となります。

 

 

「ダノンスコーピオン80点 顔つきに集中力出てくるも立ち姿に安定感足りず」

ダノンスコーピオンは安田記念時と比べて顔つきに集中力が出てきました。

ただ、トモの張りがもうひとつで、立ち姿に安定感が感じられない。

腹部の毛は長め。休み明けならもう少しフックラしてほしい。

 

・・・休み明けで変わり身があったとしても勝ち負けに参加できるとは思えない。

3戦連続で二桁着順。買う予定はない馬。

 

「イルーシヴパンサー80点 毛ヅヤ良好も力量感伝わってこない」

イルーシヴパンサーは鼻りょうの下部が張り出した特徴のある顔。

目と耳は前方の一点に集中していますが、鼻先をとがらせています。

毛ヅヤは良好もトモを前踏みしているせいで力量感が伝わってこない。

 

・・・なるほど。馬体診断でもイマイチですが、前走内容も買えない内容。