私の知ってる景子は、どこにもいません。

 

その時は、気づかなかったけど、存在しない娘を私は探し続けていたようです。

やっぱり、なんにも分かってなかった。

 

いなかったのは、娘じゃなくて、母である私だったのかもしれない。

いなかったのは、私。

 

家に帰り、散らかった娘の部屋から『自傷する少女』を探し出しました。

その本には、『人に迷惑ばかりかけている。どうしようもない私に、自傷することで制裁を加える。その行為をする事で、何とか精神を保つことができる。』と、私は、何とか解釈しました。

 

娘が、砂の一粒ほどの自信もないのが、よくわかりました。

 

でも、他はいくら読み返しても、読み返しても、言葉も文字も、私の中に入ってきません。

拒絶しているのか?

 

「景子が砂の一粒ほどの自信もないのは、なぜ?」何度も何度も問いかけました。

もしかして、先に逃げだしたのは、私かも。

妻・母であることから逃げたのかもしれない。

 

だから娘も逃げだいたのかもしれない。

だとしたら最悪。

 

この後の戦いは、ざんげの日々だったのかもしれない。

だったら、罪は償われたのだろうか?あ~ぁ卑怯者。

 

心の卑しい卑劣な者。

 

芯の悲しみは涙にも見放されてしまいます。