私は、笑顔を絶やさず、精神を保ちながら…景子は、時々大波を起こしながら、進級しました。
とにかく、担任の先生が、素晴らしい関りをして下さいました。
熱心に、お兄さんのように、友人のように、娘の話に耳を傾けて下さいました。
きっと、あの先生と出逢わなければ、娘は、ひどい事になっていたと、私は思います。
少しだけ、安心していました。
そんな時、突然、先生から、電話がありました。
「これから、家庭訪問をして、お話を聞かせて頂けませんか。」と。
何事かと、驚きました。
景子が、私たち両親のことを、色々と相談したらしく、心配になり話を聞きたいとの、ことでした。
景子は、「両親は仲が悪い。」と語ったようですが、私たち夫婦とは正反対の意見でした。
正直、イラつく夫を見るのは嫌でした。
それに、お互いに、長年一緒にいれば嫌な面も、もちろんありました。
でも、基本的に、とても価値観の合う、人並み以上に仲の良い夫婦でした。
子どもたちに、「どうして、お父さんと結婚したと?」と、聞かれると。
私は、いつも、「お母さんに、一番優しくしてくれた人だから。」と、答えていました。
私は、愛情がある関係に自信がありましたから、とても驚きました。
夫も、驚いた顔をしていました。
その二人の、呆れた表情と、逢った時の印象で、先生も納得されたようでした。
先生は、帰り際に娘に声をかけました。
「ご両親は、ちゃんと愛情をもって、いらっしゃるじゃないか。」
「君は、愛されているよ。」そう言って、少し安心した表情で、帰られました。
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