とことん味方になると決めると、景子に、『元に戻って欲しい』と、いう気持ちがほんの少し薄楽になりました。

自分の立ち位置が、やっと定まったような感覚です。

 

でも、それも、つかの間。

景子は、時々おこるトラブルのたびに、激しく感情を爆発させ、夫は、それを制止しようと、激しく口論になります。

口論しても、何も変わらない。

 

反発するだけで、前には進まない。

一度、この想いを受け止めなければ、終わらない。終われない。

私は、そう感じていました。

 

ひたすら、ひたすら、対立を避け、反論を避けました。

反論すればするほど、景子と夫は、感情的に過激になっていくだけでした。

 

でも、だからどうしたらいいのか?の答えは、わかりませんでした。

 

そして、景子の味方になった私と、夫との意見は対立し始めました。

夫の、「お前は、甘い。」と、いう言葉。それは、私には、「お前の、せいだ。」「お前が、悪い。」そんな風に心の中で響いていました。

 

きっと、夫も、私が娘の味方になった事で、同じような感覚になったのだろうと、今なら少し思えますが、あの頃の私は、娘の事を考えるだけで必死でした。

 

他の子どもたちの事にも、意識を向けなければなりませんでした。

そう、いつも笑顔で…子どもたちの前では、いつも笑顔でいようと意識し続けました。

 

何もなかったように、笑顔でいようと。