それでも、たまに登校できる時がありました。
安心して仕事に行けます。
ところが、職場に高校から電話がかかってきます。
「景子さんが来ていませんが、ご連絡がないので」と担任教師の声に蒼ざめます。
そして、裏切られた落胆と怒りと悲しみが、襲ってきます。
景子に連絡はつきません。いったいどこにと、思いながら仕事をこなします。
慌てて帰ると景子は家にいて、登校の途中で気分が悪くなって引き返したのだと言います。
私は、ため息しかでません。
夕飯の支度をして子どもたちをお風呂に入らせて、洗濯、明日の準備、明日はどうなるの。
同じことが何度も続きました。
私は、間違いなく神様に嫌われているのだと思いました。
それでも、他の子たちの事を考えて、必死でいつも笑顔でいました。
仕事も休まず真面目に務めました。
仕事はかなりハードでしたが、家にいる時よりもまだ楽でした。
頑張っただけ評価されるし認めてもらえる。家庭では、頑張っても誰も褒めてくれないし労ってくれない。
子どもたちの笑顔だけが、唯一私の救いでした。