熊本競輪場再建見直し!?事業廃止再検討!! | 火の国ブログ

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日本競輪選手会 熊本支部のブログです!
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こんにちは、1月28日(月)の熊本日日新聞やテレビのニュース等で、競輪場再建見直しについての報道がありました。





これまで熊本市は、熊本地震で被災した熊本競輪場再建の基本計画を策定するため、有権者から意見を聞く検討会を数回開き、現在の500メートルバンクを400メートルバンクに縮小し、20年度下半期の再開を2021年12月以降にずれ込む方針を発表しました。
ところが、費用が当初見込んだ29億円から13億以上も膨らむ事が分かった為。
再興の費用は、競輪事業会計で賄い、駐車場の売却や基金の一部活用で確保するとしていましたが、 一般会計からの繰り入れが必要になる可能性もあることから、市は事業廃止を含めて再検討するんだそうです・・・。







メインスタンドの耐震補強箇所が増えたことや、新バンクの地盤強化が必要になったことが予算を上回る要因。

市は、19年度始める予定だった解体工事の見送りを決定し、4月に競輪関係者や弁護士などでつくる外部検討会を設け、11月までに結論を出す考えで、たとえ再建がきまったとしてもレースの再開時期は22年以降にずれ込む見込み。




この日の市議会経済委員会で平井秀虎経済観光局長は
「市の財政に寄与することが競輪事業の大きな目的。経営のあり方を含め再検討したい」と述べた。




熊本市の競輪事業は、昭和25年 財政再建と戦災復興事業に寄与することが目的として発足し、事業発足から熊本地震で開催中止に至るまでの一般会計繰出金は総額
660億円程となり、福祉や教育の充実、衛生、土木・住宅等の社会基盤の貴重な自主財源として活用されるなど、市民生活の向上に大きく貢献しています。




日本競輪選手会熊本支部では、ロンドン・リオデジャネイロオリンピック代表として活躍した中川誠一郎選手が、震災直後の2016日本選手権競輪で優勝。 地元の選手やファン、関係者に大きな感動を与えてくれ、その後も2019全日本選抜競輪  2019高松宮記念杯競輪でも優勝し、熊本を代表するスター選手として頑張っています。



愛好会では日本競輪選手養成所に合格する為に、高校生、大学生、一般の方達がプロを目指して頑張っています。
前年の117・118回生の合格者は男子7名 女子2名が合格し、つい先日発表された今年の119・120回生の合格者は男子7名 女子1名 昨年に続けて合格者人数が全国でトップとなる結果をだしました。
これも愛好会生の師匠の熱心な指導、プロ選手の協力やアドバイスがあっての事だと思います。
選手役員も松尾正人支部長をもとに夜間まで愛好会生のバイク誘導を毎日おこないました。




日本競輪選手養成所に合格し、今年デビュー予定の117回生、118回生の生徒達。




        車イスランナー練習会



    スペシャルオリンピックス熊本練習会




    リプレット基金自転車寄贈イベント


競輪場では、週末になると車いすランナー、トライアスロン、スペシャルオリンピックス熊本などの団体の方々が練習の為に来場されます。
バンクがなくなってしまうと練習場所がなくなってしまうと困ると心配されていました。




月に数回、一般の方達にバンク走行を楽しんで頂く為に
一般者夜間練習会をおこなっています。
自転車好きな方や小さな子供達まで、多い時は50人近くの人が訪れます。
この中から競輪選手になった選手が何人もいます。



     ひよこ保育園餅つきイベント





熊本地震の時は、心配した全国の競輪ファン、競輪選手から贈られてきた大量の物資を地元選手達がボランティアで県内各地の施設、学校などの避難所に手分けして配送しました。




今回のニュースには選手達も予期せぬ事で驚きを隠せない状況でした。
最初の予定から少しづつのずれ込みに続き今回の白紙、大幅なずれ込みには選手達にはきつかったようです。
また熊本の新400バンクでレースを走りたい!
頑張れ熊本けいりん!  頑張れ地元選手達!