我、人と逢うなり
これは曹洞宗の開祖、道元の言葉です。
道元は、京都の貴族の名家に生まれましたが、幼くして両親を失い10代で出家しました。
比叡山で天台宗の教えを学び、建仁寺で臨済宗の禅を学び、それでも納得できずに中国大陸にまで渡ってしまいました。
自分なりの答えを出すために、多くの師匠と巡り逢いました。
そしてついに、自分なりの答えにたどり着いた時の言葉です。
皆さんもきっとたくさんの出会いがあったでしょう。
僕も多くの出会いのおかげで、ここまでくることができました。
コメント欄でも、ご高齢のお母さまに会いに行って、スッキリされた方もいるみたいですね。
特に一人で思い悩んでいる時はこの、「我、人と逢うなり」を思い出してみてください。
自分から誰かに会いに行ってみるのもいい。
よい助言をもらえる人に会いに行くのもいいでしょう。
ただ会いたい人に会いに行くのもいいものです。
僕も今月は、たくさんの人と逢う予定です。
新緑が眩しくなってきた仙台の街中で、そんなことを思う日でした。
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(令和5年3月14日 産経新聞朝刊)
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