物書きの命とは……

３連休初日。

皆さんがお住まいの地域のお天気はいかがだったでしょう？

こちら仙台は終日いいお天気でした

風は冷たいのですが、気持ちのいい青空が広がりましたよ。

僕らは今、次作を作り込んでいます。

オフィシャル公表はおそらく来月になるかと思いますが、ひとまず初稿が終わり、これから第２稿、３稿と完成度を上げていくんです。この連休は少しは身体を休められそうなので、僕もワカさんも少しだけのんびりしようと思っていますよ。

なんせハードワークでしたから。とはいえ、またすぐに次の作業がやってくるのですが、せめて休める時にはね

さて、本題にいきましょうか。

僕は仕事柄、普段から神社仏閣の神職や僧侶とお付き合いがあります。

始めのきっかけは仕事から始まりますが、お付き合いのある神職さん方は多くがその後、共に飲んだりして仲良くなった皆さんです。今年行く予定の京都も、神社の神職と一緒に行くことになると思います（誘われているんですよー）。

神職と聞くと、なんだか堅いイメージですが、そんなことはありません。

僕らと同じで普通に話すし、お酒も飲むし、BARにも行きます（笑）。

おもしろい人もいるし、おしゃべりな人もいるし、無口でも珍しい特技がある人もいるし、ゆるキャラみたいに癒し空気がある人もいます。あ、キャバクラ好きな人も……おっと、これは内緒

と、まあ、神職とはいえ皆さん、仕事を離れると普通の人間なんですけどね。

ずいぶん前、まだ僕にプロデューサーが付いていた時があったんですが、その元プロデューサーがこんなことを言ったのを思い出したんですよ。

「神職の人がお酒飲むとか、遊ぶとか、あり得ないのですけど。だって、神様に仕えている方でしょ？清く美しくいて欲しいです。あの神社の神主さん、大酒飲みで幻滅しました。あり得ませんね、神職なのに」

その人は、僕が売れた後で「こんなに売れてるんだから貢献してる私にも少し流してください。私の車、買い替えたいんですよ。タカさん、買っていいですか？」と、正当なギャラ以外のことを要求したり、まったくわけのわからないことを言ってくる人で、「ヤバいな、この人」と思ってサヨナラしましたが（恨んでるだろうなー）、ずいぶんと神職に対して清廉潔白なことを要求するんだなと感じた記憶があります。

神職も人間なのでね。

嫌なこともあればストレスも溜まりますよ。神社に奉職するって、大変な仕事ですもん。

いろんな参拝客もくるし、こういってはなんですが変な人も多く来るそうです。

特に、ふわふわなスピが好きなタイプの人は、神社でも気を付けるのだとか。

（境内で遠隔参拝のようなパフォーマンスを始められたりすると、とても困るそうです）

人と相対したお仕事をし、その上で神様方にお仕えするんですから、プライベートは息抜きしたくなるのが当然。

そんな時、僕は「どうです？一杯」と言って、交流を図るのです。

すると一般にはわからないことを、たくさん教えてくれます。

儀式の意味や古式ゆかしきしきたりや裏側のことなどです。

僕は物書きだから、そんなこと話したらネタにされちゃうかもしれないよ？と言うのですが、「いいですよ、こういうことも知ってもらわなきゃ」と、どんどん話してくれるんです（笑）。

そして思うんですね。

ああ、オレもここまで来れたなあと。少しずつ、神職の皆さんにも浸透できたんだなあって。