雄弁は銀 沈黙は金
僕の座右の銘のひとつでもあります。
これは、有能な者は余計なことをペラペラ話さないという意味のことわざで、最も知られているものでしょう。
英語では、
Still waters run deep（静かに流れる川は深い）
と表現されることも多いです。
だけど最近は、よりこのことわざの意味が重要になっている気がします。
実際に面と向かって話すだけでなく、メールやLINEで指先ひとつで手軽に相手に何かを伝えたり。
SNSで世界中の人に発信することが、誰でもできる世の中だから。
多弁な人ほど、失言もしやすいし、相手に自分の情報を筒抜けにしてしまうわけです。
発言していいことと、悪いこと。
開示していい情報と、秘匿にすべき情報。
本音を出すべき場合と、出してはいけない場合と。
その判断が自分の身を危うくもするし、また守ってもくれます。
それは当然のこと。
だけど、その判断に自信がない時はどうすべきか？
簡単です。
余計なことはしゃべらないこと、ただそれだけ。
この判断が「吉」となるんです。
静かに周りの発言に耳を傾けて、自分の置かれている状況を把握する。
そして、あとは自分が正しいと思ったことだけすればいい。
余計なことを口にせずに、自分のやるべきことをする人ほど信頼度は増す。
出来ない人ほど、見苦しい言い訳や過度なアピールが多くなって雄弁に語ってしまうものです。
そして、失言というのはそういう時に生じます。
雄弁は銀、沈黙は金
最近、それを本当に実感しています。
文字で相手に気持ちを伝える仕事をしているからなのか、特に敏感に感じますね。
さて、今朝の仙台も快晴
僕は黙って紅しょうが天そばを食す
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