夏生まれの僕は、太陽の下で思いっきり遊ぶのが大好きでした。

東北の夏は短いので、夏休みが終わると少しずつ涼しくなってゆき、きらやかな季節がだんだんと遠のいていきます。

同時に日は少しずつ短くなり、友達と遊ぶ時間も短くなってきて、夕暮れ時には家々から晩ごはんのいい匂いがするようになり、みんなそれぞれ「またな」ってうちに帰っていきます。

 

僕も長く伸びる自分の影を見ながら、ひとり家路へ向かった小学生の頃を思い出します。

あれからどれくらい経ったのでしょうか。

 

そんな感じで、子供の頃って秋はなんとなく物悲しくなる季節でした。

特に理由はないんですけどね。

そして、少し大人になった学生時代は、大好きなスキーシーズンが近づいてくるワクワクする季節になり、あまり寂しいという感覚はなくなりました。

というか、ちょっと大げさに書いちゃったんですが(笑)実際はそんなに意識したことはなかったかもしれない季節、

 

それが秋。
 
 
その時はわからなくても、月日を重ねるにつれて気がつくことがある。
 
だって、今の僕は感じる。
 
 

 
 

こんなにも

 

 

 

秋の色って美しいと。

 

 

 

それをね、ここ数年強く感じているんです。

 

 

 
 

これが日本人が持つ独特の感性なのか、それとも大人になったということなのか。

 

四季がある日本。

春のやわらかさ。

夏のきらやかさ。

秋のあでやかさ。

冬のしずけさ。

 

 

この美しい日本がずっと続くよう。

心から願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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(令和3年3月21日 読売新聞朝刊)

 

 

 

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