読者の諸君、こんばんはなのだ。

 

 

夜だが、ガガだがね。

 

たまには我が夜に登場するのも悪くないのではないか?

というのはだね、我は気付いてしまったのだよ!!

 

今回の文庫化にあたって、新装した表紙を見たまえ!!

 

 

どうだね?

我の白い身体は、夜にも映えるのだよ。

うーむ・・・これは盲点だったがね。

 

だから見たまえ。

単行本では表紙にいた黒龍には、

「夜では目立たんだろう」

 

 

と、配慮してソデに回ってもらったのだ。

黒い身体では、夜はどうしても目立たんからな。

 

うーむ、これは仕方ないがね。

やはり、前面に出るのは我しかおらんからな。

 

さて、そんな黒龍が朝に諸君に呼び掛けたことを覚えているかね?

 

 

一人ひとりが、しっかり宣言して、誰かの役に立とうと頑張ってくれていると思う。

 

だが、中にはなかなか思うようにいかん者もいるかもしれんがね。

そこで我がひとつあどばいすをしてやろうではないか。

 

先日我が話した内容を覚えているかね?

 

 

そうだ、「ありがとう」という感謝の言葉さ。

この「ありがとう」は、相手が喜ぶ言葉だと教えただろ?

それはなぜだと思うかね?

簡単なことだ。

 

おぬしが誰かに

「ありがとう」

と言ったとしよう。

そうすると、相手は当然喜ぶ。

なぜ喜ぶと思うかね?

 

「ありがとう」を言われた人間は、

自分が誰かの役に立っている

と、実感できるのだ。

 

誰かの役に立てて、幸せを感じない者などおらんよ。

そうするとだね、言った本人も、相手が幸せを感じるために役に立ったということになる。

 

どうかね?

双方が幸せになる言葉。

お互いがお互いの役に立っていると実感できる言葉こそが、感謝をあらわす「ありがとう」なのさ。

 

黒龍は、「ありがとう」と言われる嬉しさを味わって欲しいと思い、今朝の話をした。

うまくいかなければ、先に与えることだ。

自分の方から「ありがとう」と言えば、その思いがお互いを幸せにしてくれるのさ。

 

今日は、我と黒龍で、このことを諸君に知って欲しいと思ったのだ。

 

今日一日、諸君の頑張りを龍神たちもしっかり見ていたからな。

今日も明日も、そして明後日も。

期待しているがね!

 

それではまた会おう!

さらばだ!!

 

 

 

 

 

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(令和3年3月21日 読売新聞朝刊)

 

 

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