皆さんは、
「神様の話が学校の教科書に載ってる」
と聞いたら「エッ!?」って思いますか?
このブログを読んでくださっている皆さんは神様のお話に抵抗はないと思いますが。
日本では「神様?なにそれ、怪しい」と眉をひそめられる方もいらっしゃるでしょう。
悲しいですが、それが現実です。
だけど実は、教科書にその国の神様のことが書いてある
学校で神話を教えるのは、世界から見れば全然不思議なことじゃないんです。
ドイツの教科書にはゲルマン神話を歴史で習いますし。
韓国では檀君神話から歴史教育が始まり。
アメリカでさえ、ピルグリム・ファーザーズ(巡礼始祖)の話が載せられています。
つまり、神話を学ぶことでその国のことを理解できると考えているわけです。
だからこそ、外国の人たちにすれば、その国の民族性を知りたければ神話を学べ!
だったということ。
(詳しくはこちらの記事でも→「スパイゾルゲも学んだ日本神話。神様と人間の思考は連動しているという話」
では日本ではどうだったんでしょう?
実は昔は日本でも「古事記」を勉強していたんです
その証拠に戦後の高度成長時代の通称を、
・神武景気(1954~1957)
・岩戸景気(1958~1961)
・いざなぎ景気(1965~1970)
って呼んでいました。
しかもですよ!
面白いのはこの並び。
最初に景気がよくなったので!!
「よし。これは初代神武天皇がご即位されて以来、最高の景気だ!!」
って、神武景気と名付けた。
そうしたら、まだまだ景気がよくなったわけです。
それで次は、
「じゃあ、こんどはもっと古い天岩屋戸神話以来の好景気としよう!」
って、岩戸景気と名付けた!!
それでも景気がよくなるので、
「岩戸よりももっと昔の話・・・。そうだ!イザナギが国を造って以来の好景気としよう」
というわけで、いざなぎ景気と呼ばれたわけです。
どうでしょう?
面白くないですか?
しかもこれって、古事記の物語を理解してないと名付けられないですよね。
(この並びを覚えているとテストでも忘れないかも(笑))
つまり、政治家や役人も、まだ古事記教育をされていた人たちだったということ。
それだけ神様のお話が浸透していた。
誰にとっても「怪しい」と思われるようなお話ではなかったんですよね。
特に古事記という日本の神様のお話には様々な学びが込められています。
なにより、「こうしなさい」と決めずに、ひとりひとりが考えることができるのが素晴らしいこと。
日本人が自分の国のことを知り。
そして誇りをもってくれると、もっともっと笑顔が多い国になってくれるんじゃないか?
なにより、戦後の高度成長を担ってきた先人たちがそうであったように。
そんなふうに思います。
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というわけで、本日は金曜日。
明日から週末休みという方も多いと思います。
あとひと踏ん張りですよ。
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今日もご愛読ありがとうございました!