これはちょっとした夫婦の会話のお話。
先日、おおみくじについてのブログを書いたんですが、
その時の会話。
「ワカ、ちょっと聞きたいんだけどさ。おみくじの起源って知ってる?」
「へ?おみくじの起源?起源って言われたらわかんないわね」
ワカが眉根を寄せて首を傾げる。
やっぱり・・・・・・。
いや、別に知らなくてもいいんだけど、単純にどのくらいの人がおみくじについて知っているのか知りたかっただけなのである。
「実はおみくじって、もともと中国から『天竺霊籤』(てんじくれいせん)っていう吉凶を占う籤(くじ)が伝わって来たのが起源なんだ」
僕は言った。
「へえ。じゃ、大陸、つまり中国から伝わってきたものなわけね」
「そう、面白いのはそれが日本で広まったのに、あの『角大師(つのたいし)』が関係してたってこと」
そこまで言うと、僕の中にちょっとしたイタズラ心が芽生える。
「ところで、もちろん角大師は知ってるよね? キミも見たことあるし」
と、試すように聞いてみた。
心の中では「くくく、きっと覚えていないだろうな」と呟いていることは言わないでおく。(これが僕の性格の悪さだろう、うん、わかっているのだ)
するとワカは言った。
「ちょっとタカ、バカにしないでくれる?そのくらい知ってるわよ、アレでしょ、アレ」
と、ジェスチャーを加えて言った。
「アレってなんだよ?」
と、責める僕に対して、
「カーッ!!ってやつでしょ」
目をひん剥いて口を開け、まさに般若のような顔をして歌舞伎的なポーズを決める妻に、僕は固まった。
そして、聞き返す。
「カ、カーッってやつ?」
「そうよ。佐野で出会った『カーッ』ってしてるやつよ。そのくらい覚えてるに決まってるじゃん」
で、その「カーッ」ってやつ。
まあ・・・たしかに「カーッ」と・・・してるかな?
ワカの表現は時として文学的であり、芸術的である、時として・・・お笑い、いやユーモラスなものだと思う。
(子供らしい、ともいえる)
えー、そんなやり取りがあったわけですが(笑)。
角大師とは、平安時代の天台宗のお坊さん、良源(りょうげん)さんのこと。
1月(元月)の3日に亡くなったことから、元三大師とも呼ばれている伝説的なお坊さんです。
なぜ、そんな方がおみくじと関係したかというと。
江戸時代の天海(てんかい)というお坊さんが、
「天三大師の像の前に天竺霊籤を置いて引くと、吉凶が見事に当たる」
という夢を見たんだそうです。
有名なお坊さんだったので、いつしかそれが「天三大師御籤」と呼ばれ、大変流行したんだとか。
ちなみに「カーッ」とした姿の御札は厄除けとして、今でも全国の家々で張られていますよ。
こんどまた、佐野厄除け大師に行った時には、頂いてこようかな。
「カーッ」としてるやつを(笑)。
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