チャラーン
僕が朝、リビングでキーと叩いているとスマホが着信を告げた。
ん?こんな朝っぱらから誰だろう?
と、僕はスマホの画面を覗き込む。
そして、驚愕した。
「マ、マジか!?」
そこには実家の父からのこんなメールが。
先日のブログに栃木県佐野市が出て来たので一言。
そこ小野寺氏のルーツです。
「ってか、タカ。初めて知ったの?」
「タカや、おまえは普段ご先祖を敬えとか大切にとか、偉そうなことを抜かしているくせに、そんなことも知らなかったのかね?」
ワカとガガが矢継ぎ早に攻めてくる。
妻&龍神、なかなかハードボイルドな相手である。
「いや、そりゃ・・・。小野寺のルーツは栃木や秋田だってことは知ってましたけど・・・」
僕はこめかみを人差し指でポリポリと掻きながら、続ける。
「じいちゃんからは、秋田から流れてきたと聞いてたんですよ・・・」
僕、タジタジ。
するとガガはやれやれと首を揺らした。
「もう一度きちんと調べてみたまえ、今すぐに」
「は、はい」
ガガに言われ、僕はすぐに調査を開始した。
改めて調べてみると、たしかに栃木と秋田にそれぞれ小野寺の城跡があるらしい。
僕がじいちゃんから聞いていた秋田小野寺氏は6万石。
居城だった横手城を滅ぼしたのが山形の最上藩、その後は佐竹藩。
今の秋田県の佐竹知事はその末裔である。
僕のご先祖は、そこから気仙沼に流れてきた家系と聞いていた。
殿さまの弟にあたる家系と言っていたが、詳細は不明。
ただ、子供の頃に家の奥に甲冑の入った大きな木箱を見た覚えがある。
あれを見た時は、すごく胸が高鳴った。
ドキドキしたものだ。強烈だった。
しかし驚いたのは、更にその源流をさかのぼった平安時代後期。
下野国都賀郡小野寺の地を「一所懸命」の地としたのが始まりだという。
「一所懸命の地」とは、命をかけて最後まで守り抜く覚悟を持った土地を言い、
その土地の地名を名字として名乗ることが多いという。
その地に、まさに「小野寺」の地名が入っているのだ!!
ちなみに現在でも佐野市に隣接する栃木市に「岩舟町小野寺」という地名があるから驚きだ。
「まさか知らず知らずのうちに、自分のルーツをたどっていたなんて・・・」
僕は、盛大にため息を吐く。
「ふん。知らず知らずとは失礼な。我々がしっかりと導いていたのだよ。
おぬしもそれを素直に受け入れられるようになっただけさ」
「それって、『成長した』ってことでいいんですよね」
僕はガガに問うた。
「まだまだ我の気持ちの1パーセントほどしか通じてはおらんがね。
我はタカにいつもイジメられているからな。
タカは我に『言ってることわかんねーよ。出ていけ、二度と戻ってくんな』と言ったのだ。
迫害を受ける悲しい龍神なのだよ」
そう言って、およよ・・・と泣く・・・ふりをする。
相変わらず面白い龍神様である。
しかしこうやって、知らず知らずのうちに自分のルーツをたどっていたとは驚きました。
そして、佐野市ではまだまだ台風の被害が大きく、復興に時間がかかっているようです。
僕は僕のできることで支援をしたいと考えて、早速行動を起こしました。
そしてまた佐野市へ足を運んで、美味しいものを食べたいな。
そう思います。
足を運び、
その土地の人と言葉を交わして、
食をや文化を楽しむ。
これが誰にでもできる支援の形だと思います。
さのまるサポーターズの案内にあった言葉。
「こころとモノ」
そう、心だけ、気持ちだけでは足りない。
モノだけあってもダメ。
こころとモノ、この二つが揃っていることが何より大事。
それを学んだと思ってます。
あの楽しかった佐野でのひと時のブログはこちら。
(一週間前のことなんて信じられませんが……)
僕、小野寺家の源流でもある大切な場所です。
また遊びに行きますよ!!
そして一日も早く、平穏な時が訪れますよう。
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