今日もまた雨模様。
仕方がない、今は梅雨でこういう季節なのである。
こんな日は、ゆっくりと読書が一番だ。
今、読んでいる本はちょっとしたミステリー。
物語とはいえ、ドキドキの緊張と不安の中で、ちょっとした希望が見えてくると、少し安心するものだ。
はて
「あの、ちょっと疑問なんですが・・・」
僕は本から顔を上げて、誰にともなく言った。
リビングに漂うコーヒーの香りが、鼻孔をくすぐる。
「先日、ガガさんから不安や恐怖は行動することで減らせると聞きました」
(詳しくはこちら→「恐怖」の膨らまし方、しぼませ方。 )
「でも、そもそも不安ってどこから来るんでしょう?」
人間は少なからず不安を抱えている。
人によってその内容は様々だが、不安がない人間などいないだろう。
すると、ヒュンと一陣の風が舞い込んで来た。
「その疑問には私がお答えしましょう」
黒龍号の登場だ。
「黒龍さん、助かります。よろしくお願いします!」
僕は姿勢を正して頭を下げた。
僕としてはガガさんよりも、説明が分かりやすい黒龍さんの方が助かるわけで。
もちろん口には出さないけれど。
「人間が不安を感じる理由は簡単です。賢いからです」
「賢いから??」
ワカが聞き返す。僕も同感だ。
「ええ、そうです。賢いからこそ、様々な情報から将来を想像するのです。
そして、勝手な妄想で不安になるのです」
「なるほど。頭が良くなればなるほど、悪い情報も聞く。そして不安になるということですね」
「賢くなることで不安になるなんて、なんか皮肉だわね」
ずずず、とコーヒーをすすりながらワカが言う。
言われてみればその通りかもしれない。
「ですが、そこに良い情報も増えるのもまた事実です。ですからそれらの情報をどう捉えるかがとても大切になってきます」
人は情報を入れれば入れるほど、不安になる生き物。
挙句の果てには、
「宇宙人が襲ってきたらどうしよう」
「隕石が落ちてきたらどうしよう」
などと、どんどん想像を膨らませて不安に陥る人もいるかもしれません。
そんな情報がなければ不安になることもないのに・・・
「たしかに、テレビで流れる悲観的なニュースばかり聞いていたら気が滅入ってしまうものよね」
ワカの言葉に僕も深く頷く。
「そんな時こそ、多少無理をしてでも好きなことに意識を切り替えましょう。
そして、集中するのです。
人は好きなこと。楽しいことに夢中になっている時は不安を感じる暇もなくなりますから」
「それもガガさんの言った『行動する』というやつですね」
僕が言うと黒龍はニコリと頷いた。
「不安に勝てるようにメンタルと鍛えるとか、そんな我慢は必要ないのです。
好きなことをしていた方が人は不安を消し、ワクワクした鼓動を取りも戻すことができるのですから」
そう言うと黒龍さんはキュッと表情を引き締め、
「それでは私はガガさんの相談に乗ってまいります。
今、ガガさんは不安にかられているのです」
「え?ガガさんが不安を?」
なにか大きな問題が生じたのだろうか?
僕は眉根を寄せる。
「最近、ガガさんのファンが増えて、これから起きるであろうガガフィーバーにどう対処しようかと悩んでおられるようです」
・・・あ、そうですか・・(^^;
僕はガガの悩みに思わず笑ってしまった。
そういう悩みなら大歓迎である。
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