僕たちはガガに教えられ、日々神様の存在を実感しています。
それと同時に日本人がいかに神様を尊び、共に生きて来たかを知ることになりました。
今から800年ほど前の鎌倉時代に作られた基本法、「御成敗式目」。
これはいわば国の法律ですが、
その第一条には
「神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ」
という内容が記されています。
いかに日本人が神様のことをよく理解していたかがわかります。
これはすごいことです。
「日本人は古代から我々のことを理解してくれていたのだよ」
ガガが感慨深げに言ったことを思い出します。
龍神だって、神様だって、理解してもらえれば嬉しいに決まっていますから。
ところが、終戦後に日本では占領軍の指示により神道令が出され、国家神道は廃止。
政教分離の名のもとに日本人は神様と切り離されてしまいました。
(詳細は世界が恐れた日本の神様)
うーん・・・、ガガさんや黒龍さんの龍神界にとっても悲しい出来事だったに違いありません。
よっぽど日本の神様が怖かったんでしょう。
ちなみに日本には国家神道を廃止させたアメリカですが、現在でもアメリカの大統領就任式では、大統領が聖書に手を乗せて宣誓しています。
面白いものです。
ところがです。
実は日本ではそんなことがあった後も、政府として神話を公認していたことをご存知でしょうか。
それは戦後15年経った昭和35年(1960年)のこと。
伊勢神宮が鎮座する三重県に、浜地文平という代議士がいました。
彼は政府にこんな質問状を出したんです。
「伊勢神宮のご神体「八咫鏡(やたのかがみ)」はどういう性格のものであるか?」
皆さんご存知の通り、八咫鏡はニニギが地上に落ちる時にアマテラスから受け継いできた三種の神器のひとつです。
いわばアマテラスそのものと言っても、過言ではありません。
これに対し、当時の池田勇人首相は素晴らしかった。
「伊勢の神宮に奉祀されている神鏡は、皇祖(アマテラス)が皇孫(ニニギ)にお授けになった八咫鏡である」
うーん。
まさにその通りです。
当時の池田首相も古事記を学び、神様のことをきちんと理解していたのでしょう。
つまり日本政府も、日本の神話や神様をちゃんと公認していたということです。
自分の国の神話を知る。
シンプルなことですが、これこそがこれからの時代に必要な教育だと僕は思います。
国を知る、ルーツを知る、自分を知る。
日本人としての骨太さを鍛えることが、これから大切になっていくと感じます。
さあ、今日も元気に頑張りましょう!!
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