「今、相当辛いでしょう」


話を聞いた医師は、静かにそう言った。


そして、パニック障害とうつ病があるといわれた。


その後、休職または職場の配置換えを提案してきた。

今の環境は良くないから、少しでも早く距離をおいた方が良いと。


「相談できる上司はいないのか」


と聞かれたが、いるはずもない。

私自身も休職をしたいと思っていた。

休職をしたからといっていつ復帰できるのかわからない。

でも、今はこれ以上は続けられない。


その事を職場にわかって欲しかったので、その日のうちに職場に話をしたところ、難色を示された。


「少ない人数でやっている状況で休まれるのは困る」

「他の人と比べて仕事ができていない。もっと頑張ってもらわないと困る」


それが職場の答えだった。

死にそうなほど追い込まれても、職場からすると迷惑くらいにしか考えていないらしい。


私は、ますます、どうにもならないくらい精神的に追い詰められて、結局休職することとなった。


そして、それが職場へ行った最後となった。

その後、精神的に追い詰められて、食欲もなくなり1週間ほど寝たきりになってしまった。


ただ、この1週間ほどは良く寝たせいか、少しずつ気持ちが落ち着いてきた。

薬の影響もあったかもしれないけれど、起き上がることも増えてきた。


その後、自立支援医療費(精神通院)を申請書し、精神科の医療費に限り1割負担で受診できることとなった。


休職に関しては、傷病手当の手続きを取り、経済的な負担を減らすようにした。


その間に、職場からは「今後の進退を考えて」と迫られ、悔しいが退職を選択した。


すぐに復帰するのが無理なのに、すぐの復帰を求められてもどうしようもできなかったのだ。


退職となれば、国保に入ることになる。

面倒な手続きも多い。


それら全てを家族がやってくれた。


「迷惑をかけてごめんなさい」


そう言う度に


「気にしないで」

「大変だったのに、気づけなくてごめん」

「ありがとう、の方が良いな」


と何度も言われた。

私は、周りに恵まれていたのだと、その時にようやく理解した。





遅くなってごめん、


今までありがとう。


私は辛くても生きるよ。


だから、これからもよろしくお願いします。