日本気象協会より
1月23日から2月上旬にかけても冬型の気圧配置が続く 過去の記録的寒波に匹敵! 

◆2013年に向けて◆
写真はtv-asahiより

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:松尾道彦)は、
2012年1月20日(金)に1月23日から2月上旬にかけての寒波に関する情報を発表します。

本日1月20日に東京都心・横浜では初雪を観測し、関東地方を中心に雪の影響が出ています。

今後1月23日(月)以降も第一級の寒気が日本付近に停滞し、
2月上旬にかけて冬型の気圧配置が続く見込みです。


日本付近の気温は平年に比べて2~3度以上低い状態が続き、
北陸や西日本の日本海側を中心に、大雪の恐れがあります。

これまでの冬の天候の経過や、今後2週間以上にも及ぶ長い寒波は、
豪雪によって災害史に名を残す『三八豪雪(昭和38年1月豪雪)』や
『五六豪雪(昭和56年)』、『平成18年豪雪』に匹敵する規模になる可能性があり、

交通機関の混乱や豪雪による孤立化など
住民の生活に大きな影響が懸念されるため、十分な警戒が必要です。

今シーズンは、全国的に気温の低い状態が続いており、
昨年末のクリスマス寒波以降、日本海側の降雪が本格化しています。

1月16日(月)には北海道の岩見沢市で、2m近い積雪を記録し歴代1位となるなど、
東北の日本海側や北海道、中国地方の山沿いで平年の2倍を超える積雪となっているところがあります。

今後23日(月)頃から再び非常に強い寒気が入り始めます。
寒波の規模は昨年末のクリスマス寒波以上と予想される他、
少なくとも2月上旬にかけて寒気が停滞するため、
日本海側を中心に雪の降りやすい状態が続きます。

また、低温状態が続くため、積雪がほとんど融けずに降り積もることが予想されます。

このため、北日本から西日本の広い範囲で注意が必要。
・大雪や暴風、猛吹雪による鉄道交通の乱れ
・積雪や路面凍結による交通機関の乱れ
・道路交通の規制多発(除雪作業、吹雪など)
・雪崩被害や雪崩の危険回避に伴う、道路や鉄道の規制
・電線への着雪による停電被害
・電線や樹木への着雪被害
・交通網の寸断による居住区域の孤立化
・家屋の倒壊
・雪下ろし時の事故
・農作物や農業施設への被害、流通鈍化による価格高騰


今週また「最強寒波」来襲 日本海側で大雪に警戒(12/01/30)

Uploaded by ANNnewsCH on Jan 29, 2012