1874527日の新聞に日本で初めて紅茶に関する広告が掲載されました。「紅茶が欧米で『ブラックティー』と呼ばれ、砂糖と牛乳を入れて飲まれる」と伝えました。つまり、紅茶=ブラックティー、なのです。砂糖とミルクをいれないコーヒーをブラックコーヒーというのとは違います。通称のミルクティーは『ブラックティー ウィズ ミルク』です。


イギリスのビクトリア朝時代に喫茶が庶民にも流行した頃、ティーは緑茶、紅茶、烏龍茶が世界各地からイギリスに輸入されましたが、「ブリティッシュティー」と揶揄されたニセものの茶も普及していました。お湯を注ぐ前の外観が〈ブラック〉のお茶の方がニセのお茶を作り難かったのと、また外観が〈ブラック〉のティー、の方がイギリス人が好むミルクと砂糖に合うお茶として選ばれたのです。


ティーには緑茶、烏龍茶もあるので『ティー ウィズ ミルク』という商品には〈ブラック〉が付いていたら…と勝手に、また少し残念に思っています。


皆さまにはミルクに負けないアッサム種でブラックティー ウィズ ミルクを差し上げたいと思います🎶