今朝、窯出しに行ってきました。
いろいろな生徒さんたちの作品が出てくるワクワクと
自分の作品がどのように仕上がったかのドキドキで
窯出しはいつも楽しいです。

今回は、先生がどこからかもらってきた備前の土を
使わせてもらった作品です。
なかなか使える土ではないので、これが最後かもしれない・・

浅めの鉢。

(合成備前土、酸化焼成、緋だすき(稲城のワラ使用) 21cm×6cm)

備前は基本的には釉薬をかけないことが多いようです。
緋だすきといって、ワラを結んだり巻いたりして模様をつける方法が
よく使われます。
ワラが燃えて、ほんのりガラス質の模様がつきます。

まん中に、うっすら円の模様があるの分かりますか?
これはあえて他の器をのせて、その高台の跡がついたものです。

こちらも鉢。
こちらはワラを結んで真ん中にボンと置いてみました。

(合成備前土、酸化焼成、緋だすき(稲城のワラ使用) 22cm×6cm)

こちらは平皿。櫛目模様をつけてあります。

(合成備前土、酸化焼成、緋だすき(稲城のワラ使用) 19.5cm×1.5cm)

こちら、窯から出て来た直後。
緋だすきに使われたワラが、白い灰状になって残っていますね。
これを取り払って、模様の全貌を明らかにする作業は
なかなか胸おどるものでした。


今日、さっそく鉢を使ってみました。
フキと厚揚げの煮物。
フキも竹の子も春の香りを楽しむ季節限定のお楽しみですが
竹の子よりずっと下処理がラクなフキはありがたいですね~

さりげなく以前作った同じような大きさの鉢も奥に置きました。
イワシの香り焼き。
家族そろって食事できたGWの半ば、
そんな日は食卓の真ん中にドンと盛ったものを取り分けるメニューが
おいしいですね。