クリスティー文庫51 真崎義博訳 2004年
ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥842
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■共通の登場人物

【エルキュール・ポアロ】私立探偵。
【ヘイスティングス】大尉。
【ジャップ】スコットランドヤードの警部。イタチのような顔をした小柄な男。

なお、下記()内の数字は、1923年にThe Sketch誌で発表された順番。
Poirot Investigatesとして本書がボドリーヘッド社かは刊行されたのは1924年。
(香山二三郎による解説p394による。)

■〈西洋の星〉盗難事件 The Adventure of 'The Wetern Star' (3)

【メアリ・マーヴェル】アメリカの映画女優。金髪に少女のような顔、ブルーの大きな目。
【グレゴリー・B・ロルフ】メアリの夫。映画俳優。カールした黒髪、茶色い目。
【ジョージ・ヤードリー卿】陽気で声の大きなスポーツマンタイプの男。ヤードリー猟場を持つ。
【モード・ヤードリー】ヤードリー卿の妻。長身に黒い髪、貴族的な青白い顔。〈東洋の星〉を持つ。黒髪の娘と、金髪の娘がいる。
【マリングズ】ヤードリー家の執事。
【ミセス・マーチンソン】ポアロの家の大家。
【ホフバーグ】ヤードリー卿が宝石の買い手を探させてる人物。ハットン・ガーデンにいる。

《ヴァレリー・サンクレア》
ダンサー。かつて他の事件に関わったそうだがどの事件かな・・
《クロンショウ卿》
メアリ・マーヴェルがポアロに依頼しようと考えたきっかけとなった人物。甥が亡くなった時にポアロが謎解きをした。
《メアリ・キャヴェンディッシュ》
ヤードリー夫人にポアロを薦めた人物。
>スタイルズ荘の怪事件


■マースドン荘の悲劇 The Tragedy at Marsdon Manor (4)

【マルトラヴァーズ】エセックス州、マースドン荘に住む男。
【ミセス・マルトラヴァーズ】27,8歳、透き通るような白い肌に青い大きな目。
【ラルフ・バーナード】マースドン・リーの医者。いかり肩の猫背で人当たりのいい初老の男。
【アルフレッド・ライト】保険会社で役員をしているポアロの友人。
【ブラック大尉】ブロンズ色の面長な顔。
【エヴェレット】俳優。

■安アパート事件 The Adventure of the Cheap Flat (7)

【ジェラルド・パーカー】ヘイスティングスの旧友。貸家を探して引っ越すのが趣味。
【ステラ・ロビンソン】新婚の婦人。赤みがかった金髪、目は青く色白の背の高い美人。
【ロビンソン】ステラの夫。
【エルシー・ファーガソン】ミセス・ロビンソンの友人。
【ルイジ・ヴァルダルノ】アメリカ政府のある省に勤務していた青年。
【エルザ・ハート】若いコンサートシンガー。
【ミスタ・バート】アメリカの秘密情報部員。

《アメリカ政府の重要書類》
p95「重要な港湾防衛施設の位置が書かれていて、外国ーたとえば日本のー政府にとっては相当な金額を払っても手に入れたいものなんだ」
p95~96には諜報部員が日本人との接触が予想される旨が書かれている。
第二次大戦前の日米関係が不安定な時期か。

■狩人荘の怪事件 The Mystery of Hunter's Lodge (8)

【ロジャー・ヘイヴァリング】がっちりした体格のあか抜けした男。ダービシャーの原野に狩人小屋、ニューマッケトの近くに自宅を持つ。
【ゾーイ・ヘイヴァリング】又はゾーイ・キャリスブルック。細身で黒髪の婦人。
【ハリントン・ペイス】ロジャーとニューマーケットで同居している叔父。
【ミセス・ミドルトン】狩人荘を管理している家政婦。

■百万ドル債券盗難事件 The Million Dollar Bond Robbery (6)

【エスメー・ファーカー】25歳ぐらいの、大きな茶色い目をしたチャーミングな女性。
【フィリップ・リッジウェイ】エスメーの婚約者。ハンサムな背の高い好青年。30歳ちょっとぐらい。
【ミスタ・ヴァヴァスール】ロンドン・スコットランド銀行の共同総支配人。フィリップの叔父。白く短い顎髭を生やしている。
【ミスタ・ショウ】ヴァヴァスールと銀行の共同総支配人をしている。船の客。
【ミスタ・ヴェントナー】
【マクニール】警部。

■エジプト墳墓の謎 The Adventure of the Egyptian Tomb (10)

【カーター】考古学者。
【カーナーヴォン卿】カーターとともにツタンカーメンの王墓を発見した。
【ジョン・ウィラード卿】エジプト研究の権威。
【ミスタ・ブライナー】ウィラード卿と共にメンハーラ王の墓を発見した。
【トスウィル博士】調査隊メンバー。大栄博物館に勤めている。
【ミスタ・シュナイダー】調査隊メンバー。メトロポリタン美術館勤務。
【ハーパー】調査隊メンバー。若いアメリカ人の秘書。べっこうの眼鏡をかけた細身の青年。
【エイムズ博士】調査隊メンバー。医者。30歳ぐらい。
【ハッサン】ウィラード卿の従者。
【レディ・ウィラード】ウィラード卿の妻。背の高い細身の女性。
【ガイ・ウィラード】ウィラード卿の息子。22歳。
【ルパート・ブライナー】ミスタ・ブライナーの甥。

■グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件 The Jewel Robbery at the Grand Metropolitan (1)

【ミセス・オパルセン】オパルセンの妻。体じゅうに宝石をつけた肥った婦人。
【エド(エドワード?)・オパルセン】金持ちの株仲買人。
【セレスティーヌ】オパルセン夫人のメイド。フランス人。

《グランド・メトロポリタン・ホテル》
ブライトンにある。

■首相誘拐事件 The Kidnapped Prime Minister (5)

【デイヴィッド・マカダム】イギリス首相。
【エステア卿】下院議員。
【バーナード・ダッジ】戦時内閣の閣僚。首相の友人。
【ダニエルズ大尉】首相の秘書。
【ミセス・エヴァラード】ハムステッドに住むダニエルズの叔母。
【ミス・ダニエルズ】アスコットの近くに住むダニエルズの叔母。
【オマーフィー】首相の車の運転手。
【バーンズ】スコットランドヤードの刑事。
【ノーマン少佐】スコットランドヤードの人物。
【ライアル大尉】空軍の若い将校。

■ミスタ・ダヴンハイムの失踪 The Disapperance of Mr. Davenheim (2)

【ダヴンハイム】ダヴンハイム・サモン銀行の頭取、金融界の名士。
【ミラー】スコットランド・ヤードの、ダヴンハイム失踪事件担当。
【ロウエン】ダヴンハイムの客。
【ダヴンハイム夫人】ダヴンハイムの妻。
【ビリー・ケレット】こそ泥。

■イタリア貴族殺害事件 The Adventure of the Italian Nobleman (12)

【ドクター・ホーカー】ポアロの家の近所に住む医師。
【ミス・ライダー】ホーカーの家の家政婦。
【フォスカティーニ伯爵】イタリア人。
【グレイヴズ】フォスカティーニ伯爵の執事。
【パオロ・アスカニオ】フォスカティーニ伯爵の客。小柄な痩せた男。

■謎の遺言書 The Case of the Missing Will (13)

【ヴァイオレット・マーシュ】背の高い、きびきびとした現代的な若い美人。
【ロジャー・マーシュ】ヴァイオレットの父。
【アンドルー・マーシュ】ロジャーの兄。オーストリアに移住していた。帰国してクラブツリー荘を購入。
【ベイカー夫妻】住みこみでアンドルーの世話をしていた夫妻。夫は日焼けした顔に深い皺が刻まれて赤みがかった頬をしている。妻は大きなからだつきの落ち着きのある女性。
【コーガン】プリマスにいる職人。

■ヴェールをかけた女 The Veiled Lady (11)

【レディ・ミリセント・キャッスル・ヴォーン】ブロンドの髪に、ブルーの目の素晴らしい美人。アイルランドの貴族の五女。
【サウスシャー公爵】レディ・ミリセントの婚約者。
【ラヴィントン】ウィンブルドン、ボナ・ヴィスタに住む男。

■消えた廃坑 The Lost Mine (14)

【ウー・リン】中国人一族の当主。
【ピアソン】大企業の役員。
【ミラー】警部。無作法な男。
【ダイアー】年寄りのヨーロッパ人。
【チャールズ・レスター】若い銀行員。

■チョコレートの箱 The Chocolate Box (9)

【ポール・デルラール】フランスの代議士。
【ヴィルジニー・メスナール】ポールの亡妻の従妹。ポールのブリュッセルの家に住んでいる。
【マダム・デルラール】ポールの母。
【ジャネット、フェリス、デニーズ】使用人たち。
【フランソワ】男の使用人。
【ド・サンタラール】ポールの以前の家の隣人。
【ジョン・ウィルソン】ポールの友人。