ボーイスカウトは誰のためかというと、コドモ自身のためとか社会のためとか
いろいろあるのかもしれんが。。
我が家は、そこに家族レジャーものっけちゃうの(^^;

面白そうなプログラムには、ついていっちゃいます。
私と娘も。
(夫は今年度デンリーダーなので、原則毎回参加。)

今日は、本牧の海釣り施設 で釣り!

海釣りってやったことなーい!

じゃあ海じゃなければどうか?と言ったら、
渓流管理釣り場でやったことが少々。
(そこで自分には全く釣りセンスがないことも確認済み)

でも、海はけっこう釣れるらしいし(漠然すぎの知識ですが。)
スカウトたちがどのようにしてるかを見るのも面白そうだしね。

マイペースな娘と一緒なので、
あえてあとから2人で現地に行きました。

「Kちゃんどう?」
tea in the camp-20120520-1
「釣れないねえ。。」

サビキ釣りといって、
餌ケースから餌をちょっとずつまきながら
複数の針にくいつかせる仕掛けです。
投げる必要はほぼないようで、
コドモにも釣りやすくていいみたい。

カブスカウト5人と、デンコーチ(ボーイスカウトのお兄ちゃん)1人が
釣り券を買って、大人たちは見守りです。

午前中は6人あわせて釣れたのは3匹のイワシ。

これでは分配できませんね(^^;

しかし、午後、釣り場を変えたら、かかるかかる!

全部イワシ。
たくさん釣れました。
針がたくさんついてるので、2匹、3匹、4匹と釣れたり。

通りすがりのおじさん(日焼け具合から、そうとう釣りに通ってる風格)が
ずっとコーチしてくれて、
餌なんかなくても釣れるようになりました(笑)
おじさんうますぎるから、私は「釣り仙人」と名付けさせていただきました。

釣れた時のコドモたちの笑顔が最高!
それに、最初はたどたどしかった竿の扱いが上手になったり、
餌を大人につけてもらってたのを自分でやったりしてて、
数時間の成長を見ることができました。

私はひたすら、針からイワシをはずす係。
釣れるタイミングってみんな一緒だから(群れが回遊してるんですね)
大人が2人がかりとかでワサワサとはずすのでございます。

M尋も、ちょっと竿をもたせてもらったりしてたけど
あとはちょこちょこアシスタントをして、それでも充分楽しかったみたい。

11時ぐらいから始めて、2時半ぐらいまで釣りを楽しみました。

まわりを見てみると、
家族でお弁当をひろげたり、友達どうしでカップラーメンを食べたりする姿もあって
こういうレジャーもいいな!
今度家族で来よう!と、思いました。
夏は日陰もないのでかなり暑そうだが・・・。
今日みたいな、雲のある日はいいですね。

スカウト1人あたり、30匹ぐらいのイワシをもらって帰りました。
イワシは唐揚げに。
ちいさなイワシなので、骨までぱくぱく。しっぽもパリパリ。
自分たちで釣ったお魚を食べるって、
生きる力!という感じがするね。
食卓もいつも以上に明るくなる。

こないだボーイスカウトの冊子で、
野口健さんのインタビューが載ってるのを読みました。
野口さんの様々な活動の中で、
「生き抜く力」がない子どもたちを海や山でと見てきたという話。
転覆したカヌーから脱出する方法を練習していた中学生が
転覆したまま海の中で固まってしまったという事例を話していました。
苦しくてもがくということをしない姿を
「生き抜く力」がない、と見たようです。

「釣った魚を、みんなで食べる」
「育てた野菜を、みんなで食べる」といった活動は、
とても原始的で、ささやかだけどとっても強い経験だと思います。
もちろん「さあ、生き抜く力をつけよう!」と言いながらやることでなくて。
そういう「ああ、おいしいなあ」「ああ、幸せだなあ」という経験の積み重ねが
「生き抜く力」につながっていくんじゃないかなあ、と思います。

ボーイスカウト稲城一団、団員募集中ですよ!
(宣伝かい!)