吉祥寺にあるリーフルダージリンハウスで開かれた、「ダージリンファーストフラッシュを楽しむ会」に参加してきました。
直接インドまで買い付けに行かれている山田先生による貴重なお話と、たくさんの種類の新鮮なダージリンティーを一度に思う存分堪能できるのでいつも楽しく、今回はキャンセル待ちで半分あきらめていたのでうれしい参加となりました。
今年のダージリン地方は、3月初めに雨に降られてしまい、天候にはあまり恵まれなかったそうなのですが、その中でも美味しい春の息吹がたくさん届けられました。
お茶の世界は奥深く、まだまだ知らないことばかりなのですが、山田先生の会への参加も今回で3年目に入り、こちらの季節ごとのダージリンを飲み続け、最近何となく自分の中でテイスティングというものが少し感覚的につかめてきたような気がしました。
毎回、ダージリン紅茶の中でも、別格の存在感の光を放つ作品も登場します。
満月の中で丁寧に摘まれてハンドロールで作られた、心にハッとくるような優美で品格のある高貴な世界です
。
今回は、22種類のテイスティングカップが並べられました。
蒸らし時間がいつもよりも長めに取られている印象があり、濃いめにしっかりと抽出されていました。
私の中では、毎回登場するオカイティ農園とノースタクバル農園のものが濃さも香りもちょうどよく感じられ、特にノースタクバルDJ-1は、家で頂いたよりも繊細でやわらかく品のいい香りと香ばしい緑茶のような味わいが美味しく印象的でした。
どれもそれぞれ美味しいのですが、テイスティングで私が好きだなと思ったのは、オカイティ農園チャイナDJ-1、グムティ農園、サングマ農園、タルボ農園クローナルDJ-2、クローナルティッピーDJ-47、ノースタクバル農園、マーガレッツホープ農園チャイナスペシャルEX-4、リシーハット農園クラシックEX-1です。
マーガレッツホープ農園ホワイトシャイニーディライトEX-3は、繊細な香りがはじけて香水のようにふわぁーっと広がる印象的なものでした。
山田先生が、お手持ちの中からいい香りが残っているからとお土産に分けて下さったディララム農園のダージリンには、店頭に並んでいた同じものとは違う、何かスーッとした、繊細で不思議な、それでいてしっかりと特徴的な香りが感じられ、ファーストフラッシュならではの香りの繊細さ、水の違いによる味の微妙な変化、さらにまた同じ場所の水でもその日の天候などによって微妙に味が変わることなど、改めて奥が深い世界だなと感じました。
テイスティングの後は、ティーポットで淹れられたそれぞれのダージリンをお菓子と一緒に楽しみます。今回は、タルボ農園で採れた貴重なお茶の花のはちみつと農園で作られたジンジャークッキーもお茶のお供に出されました。
いろいろたくさん買って帰り、お持ち帰りしたお菓子と一緒にまたおうちでもお茶の時間を楽しみました。
- 決定版 お茶大図鑑―日本茶・紅茶・ハーブティー・中国茶・健康茶・コーヒーのすべて
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
おいしい紅茶の図鑑―茶葉に合った淹れ方、楽しみ方がわかる 茶葉92種類と、ブランド紅茶36/山田 栄
- ¥1,365
- Amazon.co.jp