ダージリンファースト

飛行機紅茶の国インドから、早くも今年のダージリンファーストフラッシュが届けられたということで、早速、吉祥寺にあるリーフルダージリンハウスへ出かけてきました。
こちらは、私にダージリン紅茶の奥深い世界を教えて下さった山田栄先生のお店です。

私が訪れたちょうどその日にお店に届いたばかりということで、今年ダージリン地区で初めて摘まれたそのフレッシュな新茶を楽しませていただきました。

今年からパッケージデザインが一新され、カメリアシネンシスのデザインが可愛らしく、品良く素敵です。

お茶は、ノースタクバル農園DJ-1(写真右)と、リシーハット農園EX-1クラシックです。
グレードはどちらも、最高クラスのSFTGFOP1<Special(Stylish・Superの意も) Finest Tippy Golden Flowery Orange Pekoe 1>です。
このような葉が大きめのオレンジペコータイプで、色も緑がかった発酵時間を短めに作られている茶葉の場合は、緑茶のように2煎目も楽しめます。ちなみに私は2煎目のときは熱湯ではなく、1煎目を淹れたばかりのまだ熱い茶葉に冷たいお水を注いで冷蔵庫に一晩入れておき、次の日も楽しみます。

ノースタクバルは、レモンイエロー色の水色、ほのかに花のようなミントのような香りが優しくスーッと立ち上り、お茶の甘み、しっかりした苦みが感じられます。煎茶に近いさらっとした風味です。

リシーハットは、うすいオレンジ色の水色、飲み終わって、「ああ~美味しい!」の一言です。

頂くごとに様々な香りが感じ取れ、ほんの一瞬シナモンにも似た香りや、メロンのような甘く瑞々しい香り、マスカテルな爽やかさ、そしてみたらしだんごのような甘じょっぱい風味と、時間を置くごとに滋味深まります。

今までの私の中での一番、おととしのプッタボン農園クローナルクイーンDJ-7の素晴らしさは忘れられませんが、こちらもとても美味しいです。

以前、山田先生の授業で、フレッシュで力のある良質なダージリンには、その茶殻にも良い香りが残っていると教わり、特にこちらのリシーハットの茶殻はとてもいい香りで素晴らしいお茶なんだなとその出会いにうれしくなりました。


お菓子は、五十鈴の「神楽坂饅頭・くるみ」と、桂新堂の「桜のたより・桜葉」です。桜風味の金平糖を添えました。

ファーストフラッシュは、柑橘系の香りと合うのかなと思って、五十鈴の「華車・柚子餡」のもなかと頂いてみると、お互いの爽やかな香りが引き立ち美味しく楽しめました。

もうすぐ日本にも春がやって来ます桜



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