
茶歌舞伎とは、お茶の産地や銘柄を当てる遊びです。
茶歌舞伎の語源は、正当な茶会ではなく傾(かぶ)いた茶会なので「茶かぶき」で、その後庶民の演劇「歌舞伎」が生まれ、「茶歌舞伎」と書かれるようになったそうです。
今回のお茶の銘柄は、
川根産やぶきた、
川根産おくひかり、
川根産釜炒茶、
川根産紅茶、
全国茶品評会入賞茶
の5種類です。
上から順に花、鳥、風、月、客とそれぞれ5つの言葉がつけられ、自分の左側に並べられた5つの言葉の駒を、出されたお茶に合わせてそのつど駒を選び箱に入れていく風流な遊びです。
まず最初に、茶葉が回されその特徴の説明があります。
そしてもうゲームスタートです。最初のお茶が注がれます。それでもう選ばなくてはいけません。これかな?と思った駒を駒入れの木箱の中に入れます。
このゲームの難しい所は、見た目の茶葉だけでの判断と、一度限りの決断で比べることができない点です。一回間違えると、自動的に間違いが二つになってしまいます。
私も、おくひかりと釜炒茶を逆にしてしまいました。
川根産紅茶は、全国品評会等で農林水産大臣賞を受賞した茶名人、高田惠夫さんの川根茶を紅茶にしたもので、甘く花のような香りで、中国紅茶にも似た風味で美味しかったです。
全国茶品評会入賞茶は、第57回に日本一に輝いた川根本町の茶名人、丹野浩之さんの昨年上位入賞を果たしたもので、香り、まろみ、トロッとして、強いお茶でした。
個人的には、おくひかりだと思っていて実は釜炒茶だったお茶が、甘み、香り、渋みの感じが好みでした。
3問正解だったので、茶摘みと日本茶柄の2種類の可愛らしいタオルを頂いて帰りました。