お茶碗

お酒「夏の大茶会」三日目です。

本日は、昨年度全国手もみ茶品評会農林水産大臣賞、日本一に輝いた日本茶の中の最高価格111万円の手もみ茶を味わえるということで参加してきました。
手もみのお茶の旨み、甘み、渋み、苦みが複雑に重なり合う様を八回で味わう、八重奏(やえのかなで)でいれて頂きました。

まず最初に茶葉が回されました。細く緑が美しいです宝石緑

いよいよ最初のお茶が目の前に。
小さな小さな杯にわずか2滴くらい!水色は透明に近く、香りは特に感じられませんが、濃くて甘い!冷めた温度のこのたった2滴が緑茶の緑そのものでした。

二回目 味・旨みが出て、口の中に香りが残ります。


三回目 じわじわ苦みが出始め、口の中で爽やかな香りが残り美味しいです。

四回目 おだやかな優しい味

五回目 注がれるお湯の量が増え、甘み、苦み、旨みが舌に残ります。爽やかな香りがほのかに感じられます。

六回目 さらに量が増え、甘くて素直に美味しいです。

七回目 杯の八分目ほどまで量が増え、穏やかで上品で甘みがあって美味しいです。気持ちが落ち着き和菓子が食べたくなりました

八回目 鼻から抜ける香りが心地よく穏やかな気分です。甘みがあり、お湯の温度も熱さを感じます。

最後に茶がらが回されました。やわらかそうで見るからに美味しそうです。緑が美しいです。

茶殻

八回かけて元通りの生葉に戻すという、手もみの工程を逆にたどるということだそうで本当に素晴らしかったです。

剣先と呼ばれる茎の皮が残り、その茶葉を食べてみました。
お茶そのものの、苦みも渋みもなく、やわらかく本当に美味しかったです。

貴重なお茶体験でした。